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React Flowを触ってみよう!①

Last updated at Posted at 2023-09-14

React Flowについて

reactflowsample.png

React Flowとは

React FlowはReactをベースとしたライブラリで、主にフローチャートを描画したり、ウェブアプリケーション内でユーザーがノードとエッジ(ノード間の接続)を操作できるビジュアルエディタを作成できます。

React Flowで作られているサービス

React Flowは様々なアプリで利用されています。主にオンラインホワイトボードツールなどで使用されることが多く、下のリンクのサービスは全てReact Flowを利用して開発されています。

この記事でやること

React Flowチュートリアルのcode sandboxを利用して、実際にReact Flowを表示するところと、ノードとエッジについての基本的な情報を解説します。

環境

React Flowチュートリアルのcode sandbox上でテストします

ファイル構成

基本的にはsrc配下のファイルのみ記述します

App.tsx
React Flowファイルの読み込みしているファイル。基本触らないので無視。

CustomNode.tsx
オリジナルのノード作成をするためのファイル。

Flow.tsx
ここで主にReact Flowの記述を行う。

index.tsx
Reactのアプリケーションをレンダリングしているファイル。基本触らないので無視。

style.css
ノードやエッジなどにスタイルをつけるためのファイル。

始める前に気をつけること

version11からパッケージ名がreactflowになりました。
react-flow-rendererと書かれている情報は基本的に古くなっています。

古いimport文
import ReactFlow from 'react-flow-renderer'; 
新しいimport文
import ReactFlow from 'reactflow'; 

React Flowを機能させるには必須のcssインポートがあります。誤って消さないように気をつけましょう。

必須のcss
import 'reactflow/dist/style.css';

これらの詳細は下のリンクから見れます。

ノード

ノード
const initialNodes: Node[] = [
  {
    id: "1",
    type: "input",
    data: { label: "Node 1" },
    position: { x: 250, y: 5 }
  },
  { id: "2", data: { label: "Node 2" }, position: { x: 100, y: 100 } },
  { id: "3", data: { label: "Node 3" }, position: { x: 400, y: 100 } },
  {
    id: "4",
    type: "custom",
    data: { label: "Custom Node" },
    position: { x: 400, y: 200 }
  }
];

ここで画面に表示するノードを定義しています。

id:各ノードのid
type:typeでノードの種類を選択できます

ノードのタイプ
  input: InputNode
  default: DefaultNode
  output: OutputNode
  group: GroupNode
  custom: Custom ← 自分で定義したノードタイプを使うことができます。

data:ここには自由にデータを入れることができます。サンプルコードではlabelを用意して、ノードに表示する文字列を持たせています。
position:ノードを配置する場所を定義しています。

そのほかにも操作可不可や削除可不可を決められるパラメータもあります。

エッジ

エッジ
const initialEdges: Edge[] = [
  { id: "e1-2", source: "1", target: "2", animated: true },
  { id: "e1-3", source: "1", target: "3" }
];

ここでは画面に表示するエッジを定義しています。
id:エッジのidです。
souce:エッジの接続元のノードidが入ります。
target:エッジの接続先のノードidが入ります。
animated:エッジのアニメーションの有無を選択できます。

React Flowの描画

これらのデータを参照してReact Flowは描画を行います。
Custom Nodeについてはほかの記事で細かく書いていこうと思います。
reactflow.png

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