日本統計ダッシュボード 開発日誌 2026-06-27
このプロジェクトについて
日本の官公庁・国際機関の統計データを自動収集・加工・可視化する個人開発のマクロ経済ダッシュボードです。景気信号機・SARIMAX予測・多テーマ別分析を備えた静的HTMLダッシュボードと、FastAPI REST APIを組み合わせたシステムです。
公開サイト: https://japandata.happy-life-design.net
前回の記事はこちら →
https://qiita.com/rightcross-ae86/items/85b5b321bd1da9798e50
今回やったこと
新テーマダッシュボードの追加と、社人研(国立社会保障・人口問題研究所)データの統合を中心に開発を進めました。
今まで経済成長・労働・物価・金融の4テーマが基本構成でしたが、カバーできていなかった領域が残っていました。そこで法人企業・家計消費・貿易統計・人口と社会保障・環境・サービス産業の6テーマを新設しました。各テーマには複数の指標を組み合わせたチャートページを用意し、分野ごとの構造変化が一目でわかるようにしています。
人口分野では、社人研の将来推計人口(令和5年推計・2070年まで)を新たに取り込みました。「今後50年でどう変わるか」という長期推計が、労働市場の現状データや財政指標と同じシステムで比較できるようになったのが今回の大きな変化です。少子化・高齢化の議論が数値として確認できる環境を整えることを意識しています。
国際比較機能も整備し、G7・OECD加盟国のデータを日本のデータと並べて確認できるようにしました。WorldBank・OECD・IMFの取得・解析エンジンも見直しています。
テスト件数は2,095件から2,292件(+197件)に増えています。
技術的な補足
新テーマローダー(output/html/loaders/new_themes.py)を新規作成し、法人企業・家計消費・貿易・人口社会・環境・サービスの6テーマそれぞれのチャートページを生成する関数を実装しました。DBから指標コードで直接取得する共通ヘルパーを定義し、テーマごとの繰り返しコードを最小化しています。
社人研データは公開CSVから取得しており、2023年推計(2070年まで)の年齢3区分別人口推計をDBに格納しています。
# scrapers/api/ipss.py
IPSS_URL = (
"https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/db_zenkoku2023/"
"g_tables/xls/pp2023gg0101data.csv"
)
SOURCE_YEAR = 2023 # 令和5年推計
次にやること
公開URLとの接続確認・ドメイン設定を進める予定です。各テーマページのチャートバリエーションを追加し、英語版ページへの反映も行います。