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クラウドワークスでベネズエラ人のエンジニアを雇って、英語を使ってチーム開発する話1

Last updated at Posted at 2023-12-05

はじめに

私は受託系のIT企業に勤めています。2年目です。今は円安が進んでおり、海外に出稼ぎに行く人が増えているとニュースで耳にします。アメリカですし職人やオーストラリアで介護の仕事をするそうです。
そんな中、私も外資系のITで働いてみたいという思いが日に日に増しています。外資系企業で働くためのスキルは色々あると思いますが、英語は必要だと思います。
私の英語スペックはというと、大学受験で英語が一番の得意科目だったので、読み書きは得意です。でも、リスニングとスピーキングは全然ダメです。受験英語しかやってこなかった人あるあるだと思います。
英語の資格などほとんど受けたことがないのですが、数年前に受けたTOEIC IPテストのスコアは780点でした。

この英語力では書類で落とされそうです。外資で働くには、英語力の向上が必要です。真っ先に思いつくのは、DMM英会話やネイティブキャンプなどのオンライン英会話です。しかし、以前に会員登録したものの、初月で挫折してしまいました。勉強するためには目標設定が大切だと思いますが、この時は漠然と英語が話せたらいいなという程度でした。これでは日々勉強するためのモチベーションとして弱いですね。

海外エンジニアを見つける

そこで、将来的に外資で働くために、今回は目標をエンジニアと英語でコミュニケーションを取ることにします。クラウドソーシングサイトでエンジニアを見つけて、チーム開発をやってみると挑戦をしようと思います。

日本だとクラウドワークスが有名ですが、海外のエンジニアを募集するため、freelancerというサイトを使いました(手数料が安いらしい)会員登録して、さっそく求人を出します。この求人ですが、内容としては「私が普段使っているLaravelで一緒にチーム開発をしてくれる人を募集します。ただし今回の仕事の目的は、アプリを作ることが目的ではなく、英語力向上のために私と密接にコミュニケーションを取ってくれる方にお願いしたい」といった内容で出しました。私が期待しているのは、彼らの技術力というよりも、英語のレッスンだからです。
依頼分の作成には、翻訳サービスのdeeplを使いました。もちろん、自分で一から書いた方がライティングスキルは上がると思いますが、仕事でもテキストベースとやり取りする場面はメールなどの非同期なツールによることが多いと思います。ライティングはツールに任せて、リスニングとスピーキングに集中したいと思います(もちろん、翻訳ツールが出した結果を読んで、内容に齟齬がないかを確認しています)

ちなみに予算は100ドルでした。これで1か月私と一緒に開発してくれる人を探します。手痛い出費ですが、オンライン英会話に登録すると思えば、そこまで高い費用ではないかもしれません。

応募はたくさん来るけども

驚いたのは、求人を出したらすぐに、複数のエンジニアから提案を頂いたことです。1日後には、20人ほどのエンジニアから提案を頂きました。ただ、私の依頼分をきちんと理解していないのか、彼らの提案文のほとんどは、自分がどれくらい技術力を持っているか、経験があるかをアピールするものでした。技術力があるのは結構なことですが、私はアプリの機能やコードの書き方について英語でコミュニケーションを取る練習をしたいのです。私の意図を理解してくれていると分かる提案文を送ってきたのは、ほんの数人でした。
まあ、今回は依頼内容が特殊だからだと思いますが、きちんと求人を読んで、それに合わせた提案文を書くのは、意外にみんな重要視していないのかなと感じます(予算が少ないので、魅力的な仕事ではないからかもしれません)

結局、Laravelの経験があり、英語教師の経験があるエンジニアにお願いすることにしました。南アメリカの国の方です。日本と反対側にある国なので、昼夜逆転です。

初回ミーティング

記念すべき第1回目のミーティングでは、自己紹介や私の依頼の意図、お互いの技術スキルを確認する場となりました。
Discordで地球の反対側の国の人と通話できるのか、かなり不安でしたが、やってみると音声品質はそこそこ良かったです。相手のWifi環境がどうなのかは分かりませんが、音声が遅延することはほとんどありませんでした。
自分のこれまでの経歴をお話しした後、今回は技術力をあげたり、アプリを作り上げることではなく、英語を勉強することが目的であることを伝えました。私の取り組みについて、「素晴らしいよ!」と言ってもらえたので、少しうれしくなりました。
私が聞き取れなかったときは、チャット欄に書いてほしいこと、表現に間違いがあれば指摘してほしいことなどを伝えました。

また英語にできないけど、どうしても言いたいことがあるときは、最後の手段として、翻訳アプリを用意しておきました。LanguagreReactorというツールのChatbotという機能です。日本語で話すと、それを英語に翻訳して読み上げてくれます。

こういうツールを使うことも、あらかじめ伝えておきました。ただこのツール、実際の会話で使うには、ちょっと厳しいかなという印象です。日本語は主語や目的語が省略されることも多々あるので、自分が意図した英語を一発で出力するのは難しかったです。レスポンスに時間もかかりますし、やっぱり自分が勉強するしかなさそうです。

しかし改めて、自分の英語スキルの低さを改めて実感しました。相手は第2外国語として英語を使う方なので、話す速度はネイティブの方と比べてゆっくりなのですが、それでも3割くらいしか聞き取れませんでした。話すについても、単語が出てこず、緊張で顔面がひきつったりして、かなりぎこちない会話となりました。それでも、一生懸命に伝えようとしてくれているのは伝たわってくると言われたのは嬉しかったです。
また準備として、話す内容を完全に文章にしてカンペを用意することも考えましたが、話したいけど知らない単語などを調べて、メモしておいたのは良かったと思います。

また、日付や数字は会話で頻出ですね。2022年を英語で言えず、悔しかったです(正解は、twenty twenty-twoです)

ミーティングで良かったこと

やはり英語力向上には実践が何より重要であることを再確認しました。また、私の間違った表現をチャット欄で正してくれました。そこで恥ずかしかったときや、逆に準備していた表現をうまく伝えたときなどはすごく記憶に残ります。
市販のオンライン英会話を受講していた時とは、モチベーションに差を感じます。オンラインレッスンでよくあるケーススタディ(道案内や日本文化の紹介)も効果はあると思いますが、必要だから英語を使うというのはそれほどストレスに感じません。

また、ペアプログラミングをするなら、Live Shareが便利だと教えてもらいました。このツールは知らなかったので、使ってみようと思います。

今後の方針や反省点

話していて思ったのは、ライブラリやフレームワークの発音が正しいか、不安でした。このあたりは、Youtubeのプログラミング解説動画などで勉強していこうと思います。
また、初回ミーティングなので、相手の顔を拝見したかったのですが、相手方のPCにカメラがないということで、相手の顔を見ることはできませんでした。本当にウェブカメラの用意がないのか、顔を出したくない方便なのかは分からず、顔を見せるようにお願いすることはできませんでした。おそらく、次のミーティングも顔出しなしになりそうです。
次に別の方に依頼を出すときは、会議の際に顔出しが出来るのかは、確認しておいた方が良さそうです。幸い、プロフィールの画像は顔写真だったので、相手の顔をイメージできたのですが、これがアイコンだと相手の人物像が全く分からないので、警戒してしまいそうです。

最後に

正直、初回のミーティングですでにヘロヘロです。ただ、次の日程を決めてしまったので、それまでにどんなアプリを作るかを考えておかなければなりません。頑張ります!!

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