計算式プラグインで郵便番号〒マークの表示を行ってみます。
概要
郵便番号〒マークの表示を kintone 標準機能のラベルと、計算式プラグインでスペース項目に表示する方法を試してみます。
編集時のズレを気にしなければ、ラベルでも十分対応できると思います。
- ラベル
- 改行と文字サイズを調整するとそれらしく表示される
- 〒マークと郵便番号の間隔が少し離れている
- 詳細画面と編集画面では、編集エリアの高さが変わるため、ラベルがずれたように見える
- スペース項目に計算式プラグインで表示
- 書式と文字サイズを調整するとそれらしく表示される
- 詳細画面と編集画面では、編集エリアの高さにあわせて調整される
ラベル
ラベルに右寄せで、スペース改行、〒を設定します。
ラベルの文字サイズは、普通・やや大きいなどがあるが、細かな調整ができないので、開発ツールでfont-size を直接いじって保存すると、反映されます。
ラベルの位置は、前行スペースの font-size で調整します。
スペース項目に計算式プラグインで表示
スペース項目に計算式プラグインで〒マークを表示する手順です。
スペース項目の追加と要素IDの設定
計算式プラグイン設定
スペース項目に計算式を設定します。
- スペース項目にラベルを表示する計算式
ラベルとラベルの書式、および値と値の書式をARRAY関数の配列で指定します。- ARRAY(ラベル,ラベルの書式,値,値の書式)
.js
// sp1:(sp1) SPACER
"〒"
// sp2:(sp2) SPACER
ARRAY(
"","",
"〒",
"width:8px;
position: absolute;
right: 0;
background-color: initial;
border-width: 0;"
)
// sp3:(sp3) SPACER
ARRAY(
"","",
"〒",
"font-size:18px;width:10px;
position: absolute;
right: 0;
top:26px;
background-color: initial;
border-width: 0;"
)
モバイル表示の問題
モバイル表示時は、ラベル・スペース項目ともに〒マークが1行表示になるので邪魔になります。
モバイル表示時、スペース項目を非表示
計算式で、モバイル表示時、スペース項目を非表示にします。
少し行間が空きますが、少しはマシになります。
計算式の設定
EV_INFO("mobile") で、モバイル表示を判定し、スペース項目を非表示に設定します。
.js
// sp1:(sp1) SPACER
IF(EV_INFO("mobile"),
ARRAY("","display:none;","","display:none;"),
"〒"
)
// sp2:(sp2) SPACER
IF(EV_INFO("mobile"),
ARRAY("","display:none;","","display:none;"),
ARRAY(
"","",
"〒",
"width:8px;
position: absolute;
right: 0;
background-color: initial;
border-width: 0;"
))
// sp3:(sp3) SPACER
IF(EV_INFO("mobile"),
ARRAY("","display:none;","","display:none;"),
ARRAY(
"","",
"〒",
"font-size:18px;width:10px;
position: absolute;
right: 0;
top:26px;
background-color: initial;
border-width: 0;"
))