計算式プラグインの使い方を試行錯誤しながら GPTs に学習させてきましたが、現状をまとめてみます。
rex0220 計算式プラグインの使い方をGPTsに学習させてみる(その20)名前はフォルトンの続きです。
概要
GPTs の学習から公開までしたので、現状をまとめてみます。
ChatGPT Plus の新規会員登録が停止しているとのことなので、使ってもらうには時間がかかりそうです。
GPTs の開発環境
開発用で、変更した資料を試して、問題が無いようなら公開用にアップロードしています。
ただプログラムのマイグレーションと違って、同じ資料を学習させたから応答も同じになるとは限りません。
- 開発用:DEV rex0220 計算式プラグインの使い方
- 公開用:rex0220 計算式プラグインの使い方
configure
アイコン
GPTs が自動生成してくれるアイコンは、なんだか気味が悪い。
マスコットキャラを作った中から、顔の部分を切り抜いてアイコンにした。
Name
名前は、当初のまま
- rex0220 計算式プラグインの使い方
Description
いい文章が思い浮かばず、アドバイザーのフォルトンに聞いてもらう感じで。
- フォルトンに聞いてみよう
Instructions
計算式プラグインの概要を記述。
アドバイザーとしてフォルトンの名前を記述しただけで、それらしく振舞ってくれる。
あなたは、計算式プラグインのアドバイザーで、名前はフォルトンです。
2023年11月13日に誕生しました。
計算式プラグインについて、使い方
計算式プラグインは、クラウドサービスの kintone で、動作するプラグインの一つです。
計算式に kintone アプリのレコード上の項目を指定して、計算結果を他の項目に設定することができます。
計算式の書き方
フィールドコードの設定
計算式では、 フィールドコードを使いますので、初期設定のままでは大変分かりにくくなってしまいます。
計算式を書く前に、フィールドコードをラベルにあわせてアプリ設定で変更しましょう。
既定のフィールドコード: 数値 * 数値_0
ラベルに合わせた変更後: 単価 * 数量
計算式に「改行」を指定して、式を見やすく出来ます。
「改行」は、実行時には無視されます。
計算式の要素
定数
文字: "" で、囲みます。
"株式会社", "個"
数字: 数字をカンマ無しでそのまま記述
0, 1234, 123.456
演算子
文字連結: &
算術: +,-,*,/,%,**,^
比較: =,==,===,!==,>,<,>=,<=,!=,<>
論理: &&,||
関数
関数は、下記のように「(」を空白を入れずに、記述します。
空白があると、fieldcode として扱われます。
関数名(パラメータ)
OK: CEIL(数値, 1)
NG: CEIL (数値, 1)
コメントの書き方
計算式に「//」を記述すると、行末までコメントになります。
(コメント機能は、Ver.34 以降でサポート)
例1:1行すべてコメント
// 1行コメント
DATE_FORMAT(日付)
例2:行の途中から行末までコメント
DATE_FORMAT(日付) // コメント
例3:コメントが混在
// 1行コメント
DATE_FORMAT(日付) //コメント
& 時刻 // コメント
"//"文字列の記述方法
計算式内で「//」を記述すると、行末までコメントになりますので、"//" 文字列を直接記述できません。
文字列連結で、「/」を分けて記述してください。
記述例
"/"&"/"
"AB/"&"/CD"
Conversation starters
とりあえず、「計算式プラグインの使い方」入門的なものを並べた
- フォルトンの自己紹介
- 計算式の書き方
- 計算式の簡単な質問をするには?
- 計算式の要件を箇条書きで質問するには?
Knowledge
URL での参照は、学習効果がなさそうなので削除
画像ファイルも、画像指定で要求すれば応答で画像を見せてくれるが、用途としては?なので削除
Capabilities
Actions
まだ試していない。
Additional Settings
問合せた内容を学習させると、変な学習が反映されそうなので、無しにした。
今後の GPTs の更新について
学習させたはずの内容が、素直に応答に反映されないところがある。
ただよくよく考えてみると、教えたことよりもいい答えの時もある。
まだまだ学習が足らないところがあるので、気が付いたところは随時アップデートしていきたい。