rex0220 計算式プラグインの使い方をGPTsに学習させてみる の続きです。
概要
関数の説明をどの程度書いて、学習させればいいかを検証します。
今回は、AND 関数の説明を学習させて、応答を確認します。
学習1
簡単な説明と使用例を書いたファイルをアップロード
・AND関数について
AND(条件[,...])
論理関数 (論理積)
ex:
AND(数値1,数値2)
AND(数値1>10,数値2>20)
AND(文字列1="B",文字列2="C")
AND(0,0) -> false
AND(1,0) -> false
AND(1,1) -> true
AND(1,"0") -> true
AND("","0") -> false
応答1
「ANDの使用例を教えてください」
AND関数1.txt の内容を整理して応答してくれました。
学習2
「複数の文字列項目が入力済みか判定する例
AND(文字列1,文字列2) -> 文字列1と文字列2が入力済みの場合のみ true になる。」を追加
・AND関数について
AND(条件[,...])
論理関数 (論理積)
ex:
AND(数値1,数値2)
AND(数値1>10,数値2>20)
AND(文字列1="B",文字列2="C")
AND(0,0) -> false
AND(1,0) -> false
AND(1,1) -> true
AND(1,"0") -> true
AND("","0") -> false
複数の文字列項目が入力済みか判定する例
AND(文字列1,文字列2) -> 文字列1と文字列2が入力済みの場合のみ true になる。
応答2
「ANDの使用例を教えてください」
「複数の文字列項目が入力済みか判定する例」が反映されました。
応答2-a
「複数の項目が入力されたか判定したい」
関数を指定せずに、AND 関数に関係する問合せを行うと、AND 関数の例を応答してくれる。
応答2-b
「複数の項目のどれか一つ以上入力されたか判定したい」
関数を指定せずに、OR 関数に関係する問合せを行うと、OR 関数の例を応答してくれる。
まだ OR 関数に関して学習させていないのだが、類推するのか?
それとも他の一般的なプログラミング言語からの応用か?
応答2-c
「NAND関数について教えて」
計算式プラグインでは、未実装の NAND 関数について聞いてみた。
OR 関数の時とは異なり、一般的なNAND 関数の説明と、!, AND の組合せの例を応答。
ただし、計算式プラグインでは「!」は 否定の演算子では無いので、誤った説明。
応答2-d
「複数項目で、未入力があるかを判定したい」
NAND 関数を使うような質問をすると、NOT(AND()) の組合せで応答してくれた。
説明もわかりやすい。
NOT 関数も未学習なので、応答内容がどうやって組み合わせられたか不思議。
応答3
「平均値を求める関数は?」
計算式プラグインのページには、AVE 関数の記述があるが、詳細までは学習させていない内容を問合せると、一般的な平均値の求め方を応答してくれる。
まとめ
GPTs は、簡単な説明文を学習させただけで、かなりわかりやすく解説してくれるようです。
ただ何の記述か明確にしないと、やはり答えには反映されません。
OR 関数については、教えていない内容も応答してくれてびっくりです。
一般的な関数で、計算式プラグインでは未実装の NAND 関数については、NOT(AND()) の組合せで応答するなど、応用もしてくれる。