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kintone データ生成プラグインで複数アプリデータを収集

Last updated at Posted at 2020-03-22

kintoneで複数アプリに異なるレコード形式でデータを持っている場合に、データ生成プラグインを使って、1アプリにデータを収集してみます。

処理概要

kintone ストアにあるリサイクル資源回収票をベースに、データの集計を行ってみます。
部門Aと部門Bが異なる種類の資源回収を行っていて、アプリのレコード形式も異なっています。
これを集計アプリに、データをまとめてみます。

図1.png

部門A、Bの集計グラフ
2020-03-23_00h13_25.png

データ生成プラグインについて

kintone データ生成プラグイン

アプリ構成

  • 部門A,B リサイクル資源回収票アプリ
    • 資源毎に数値項目を持っている
2020-03-22_22h55_38.png
  • リサイクル資源回収票集計アプリ
    • 資源の区分と一つの数値項目
    • 部門項目
2020-03-22_22h59_52.png

データ生成プラグインの設定

部門A,B リサイクル資源回収票アプリに、それぞれデータ生成プラグインの設定を行います。

図2.png

部門A リサイクル資源回収票アプリ

  • 処理名: 処理の概要をメモ
  • アプリ: 出力先アプリ リサイクル資源回収票集計アプリ
  • 対象アプリ条件: 関連するキー項目を設定
  • ループ: 1
  • テーブル: なし
  • 設定項目: 出力対象項目を指定
2020-03-22_23h12_57.png

対象アプリ条件

元レコードと関連づけできるように、項目を指定

  • 回収依頼者名
  • 回収業者名
  • 資源回収日
  • 部門: "A"
2020-03-22_23h17_42.png

設定項目

「自動設定」をクリックすると、フィールドコードとタイプが一致する項目の計算式を設定してくれます。

  • ループ配列: A部門で扱う資源の種類を配列で指定します。

    ARRAY("新聞","チラシ","段ボール","雑誌","スチール缶","アルミ缶","空きびん","その他")
  • 出力条件: 数値が資源の項目のみ出力

    SWITCH($val,"新聞",新聞,"チラシ",チラシ,"段ボール",段ボール,"雑誌",雑誌,"スチール缶",スチール缶,"アルミ缶",アルミ缶,"空きびん",空きびん,"その他",その他,0)>0
  • 区分: $val は、ループ配列で指定した値が、順番に設定されてきます。
2020-03-22_23h21_39.png
  • 数量: $val の資源の種類に合わせて、各資源の数値を設定

    SWITCH($val,
    "新聞",新聞,
    "チラシ",チラシ,
    "段ボール",段ボール,
    "雑誌",雑誌,
    "スチール缶",スチール缶,
    "アルミ缶",アルミ缶,
    "空きびん",空きびん,
    "その他",その他,0)
  • 部門: "A"
  • 識別ID: 「識別ID」をチェック
2020-03-22_23h31_51.png

部門B リサイクル資源回収票アプリ

基本的な設定は、部門Aと同様です。
部門Aのプラグイン設定をダウンロードして、部門B のアプリアップロードすると、変更だけで済みます。

  • 部門を"A" から "B" に変更
  • ループ配列と数量の設定を、部門Bが取り扱う「ペットボトル等」に変更
2020-03-22_23h40_38.png

一括データ生成

既存レコードについては、一覧画面で「一括データ生成」を行います。
部門A,B それぞれで「一括データ生成」が必要です。

2020-03-22_23h49_13.png

リサイクル資源回収票アプリのレコード追加・更新時の自動反映

データ生成プラグイン設定後は、レコード追加・更新時に自動反映されます。

2020-03-22_23h58_51.png
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