計算式プラグインで、スペース項目にリンク表示してみます。
概要
リンク項目で WEB の URL を入力できますが、一般的な文字列にリンク設定することが出来ません。
計算式プラグインで、スペース項目へ文字列にリンク設定してみます。
- URLリンク: リンク名(文字列項目)とリンク(リンク項目)からリンク設定
- ルックアップリンク: ルックアップ項目からルックアップアプリへのリンク設定
- 必要なルックアップ値が無い場合、アプリのリンクがあると便利です
編集画面
詳細画面
アプリフォーム設定
スペース項目に要素IDを設定します。
計算式プラグイン設定
TAG 関数で、リンクを組み立てます。
OPTION:
// sp-link:(sp-link) SPACER
ARRAY("URLリンク","",
IF(リンク,
TAGS_HTML(
TAG("a", ATTR("href", リンク, "target", "_blank"), リンク名)
),
リンク名
)
)
// sp-lookup:(sp-lookup) SPACER
ARRAY("ルックアップリンク","",
TAGS_HTML(
TAG("a",
ATTR(
"href", APP_URL()&"k/"&LOOKUP_GETID(会社ID)&"/",
"target", "_blank"
),
"会社マスタ"
)
)
)
スペース項目の計算式解説
ARRAY 関数で、ラベル・スタイル・表示内容などを指定します。
- ARRAY("URLリンク","", ...)
- ARRAY() 関数は、スペース項目にラベル・値・スタイルなどをセットできるようにします
- 第1引数 "URLリンク" は、表示するラベル
- 第2引数 "" は、スタイル指定なし
- 第3引数以降に表示内容を記述します
リンクを組み立てる計算式解説
TAGS_HTML(...):タグをHTMLとしてスペース項目へ表示できるようにします。
- TAGS_HTML(TAG("a", ATTR("href", リンク, "target", "_blank"), リンク名))
- TAG("a", ...):HTMLの <a> タグ(リンク)を生成します
- ATTR("href", リンク, "target", "_blank"):リンクの属性。別タブで開くように指定
- リンク名:表示される文字列
ルックアップリンクを組み立てる計算式解説
APP_URL()&"k/"&LOOKUP_GETID(会社ID)&"/"
- APP_URL()
- 現在の kintone のベースURL(ドメイン+サブディレクトリ) を返します
- 例: "https://xxx.cybozu.com/"
/k/ より前までが返される可能性がありますので、後続で "k/" を追加しています。
- LOOKUP_GETID(会社ID)
- 会社ID という ルックアップ項目(他アプリを参照する項目) から、参照先アプリのアプリID(数値)を取得します
- 例:参照先アプリのIDが 1234 の場合、LOOKUP_GETID(会社ID) → 1234
項目検証プラグインで、詳細画面の項目の非表示設定
項目検証プラグインで、詳細画面の不要な項目を非表示にしてみます。
項目検証プラグイン設定
項目別非表示の計算式に、EV_INFO 関数で詳細画面を判定します。
// リンク名、リンク、sp-lookup の非表示
EV_INFO("cate")="detail"