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rex0220 計算式プラグイン テーブル初期設定

Last updated at Posted at 2022-01-04

計算式プラグインで、テーブルを初期設定できるようになりました。
新規レコード追加時に固定データを用意するなどの用途に利用できます。
※計算式プラグイン Ver.48以降でサポート

※参考 rex0220 計算式プラグイン テーブル初期設定(DIC関数版)

概要

テーブルの計算式に、テーブル文字列データを指定することで、レコード追加時のテーブル設定が出来ます。

  • JSON 文字列: レコード追加時のテーブルの初期値を設定 

    • 引用符は、計算式プラグインの都合上、「"」の代わりに「'」を使用
    • 例:"[{'日付':'2022-01-19','ドロップダウン':'sample2','数値':'393'},

      {'日付':'2022-01-03','ドロップダウン':'sample1','数値':'77900'}]"
    • ここで指定するJSON文字列は、OTVAL 関数で作成可能。
  • 編集: チェックが無しで、テーブル行の追加・削除ボタンを非表示

  • 非表示: チェックすると、テーブル全体を非表示

2022-01-04_23h06_27.png

テーブル文字列データのつくり方

既存のレコードから計算式ツールで、OTVAL 関数を実行するのが簡単です。

  • 初期データ用のレコード作成
  • 計算式プラグイン設定
  • 計算式ツールで、OTVAL 関数をくみたてて実行
  • 実行結果の文字列をテーブルの計算式に設定

初期データ用のレコード作成

既存レコードでもいいですし、一時的にアプリを複製してレコードを作成してもOKです。

2022-01-05_00h07_52.png

計算式プラグイン設定

計算式プラグイン設定で、「ツール」をチェックして、「保存」します。
2022-01-05_00h05_11.png

計算式ツールで、OTVAL 関数をくみたてて実行

それでは、計算式ツールを使ってみましょう。

テーブル全データの処理

計算式を入力して、「計算」ボタンクリックで実行すると、計算結果が結果欄に表示されます。

  • 計算式:OTVAL(テーブル,TPOPT("QMARKS","'"))

    • 「テーブル」は、フィールドコードを指定
    • TPOPT("QMARKS","'") は、引用符を「'」にする指定
  • 計算結果:「exec:」の次の文字列が計算結果です。
    [{'番号':'1','区分':'A','数値':''},{'番号':'2','区分':'B','数値':''},{'番号':'3','区分':'C','数値':''},{'番号':'4','区分':'D','数値':''},{'番号':'5','区分':'E','数値':''}]

2022-01-05_00h32_18.png

テーブルの一部項目のみを指定

テーブルの全項目だと、通常の初期値でよい項目も含まれて、データ量が多く扱いにくいので、必要な項目のみに絞り込みます。

  • 計算式: OTVAL(テーブル,TPOPT("QMARKS","'"),TPOUT(番号,区分))

    • TPOUT(番号,区分) は、出力項目の指定
  • 計算結果:
    [{'番号':'1','区分':'A'},{'番号':'2','区分':'B'},{'番号':'3','区分':'C'},{'番号':'4','区分':'D'},{'番号':'5','区分':'E'}]

2022-01-05_00h42_15.png

  • テーブル項目の確認方法

    計算式ツールの左上に、項目一覧が表示されます。

2022-01-05_00h47_24.png

  • フィールドコードの入力1

    項目欄をダブルクリックすると、計算式欄にフィールドコードが入力されます。

2022-01-05_00h49_05.png

  • フィールドコードの入力2

    : コロンを入力すると、項目一覧を表示

    クリックすると、フィールドコードが入力されます。

2022-01-05_00h55_07.png

  • フィールドコードの入力3

    OTCSV 関数を実行して、ヘッダー部の項目名をコピペ

    OTCSV : テーブルをCSV文字列に変換する関数
  • 計算式:OTCSV(テーブル,TPOPT("QMARKS",""))
    • TPOPT("QMARKS","") で、引用符「""」なしを指定
  • 計算結果:番号,区分,数値

2022-01-05_01h34_52.png

実行結果の文字列をテーブルの計算式に設定

計算式に"" ダブルクォーテーションを入力して、テーブル初期データ用文字列をコピペします。
プラグイン設定を「保存」して、本番環境に反映させます。

  • テーブルの計算式:
    "[{'番号':'1','区分':'A'},{'番号':'2','区分':'B'},{'番号':'3','区分':'C'},{'番号':'4','区分':'D'},{'番号':'5','区分':'E'}]"
  • 番号、区分の計算式
    • 計算式を指定せず、チェックのみ行うと、入力不可になります。

2022-01-05_01h03_36.png

レコード追加画面

初期データが表示され、番号と区分が入力不可になります。

2022-01-05_01h06_12.png

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