この記事は 2024 年の Fastly Compute 一人アドベントカレンダー 1 日目の記事です。昨年に引き続き Fastly Compute についての基礎知識や機能、便利な使い方などについて昨年からの差分を中心に紹介していきます。
初回となる本稿では今回のアドベントカレンダーで投稿する予定の記事を一覧で紹介します。著者が過去に書いた記事も含めた記事の続編として今回のアドベントカレンダーを書いていくつもりのため、昨年のアドベントカレンダー記事も含めてた記事の一覧を作成してみました。今回のアドベントカレンダーが完走できると、記事の全体像は以下のようになります。なお、以下のうち今年分の投稿は太字かつチェックボックスがついている記事です。
目次
- Fastly Compute 開発の基礎
- (1) アカウントの準備とリソース制限の理解
- (2) はじめてのビルドとデプロイ(Go編)
- (3) はじめてのデバッグ
- (4) Fiddle で手軽に動作を確認する
- Fastly Compute の主な機能と SDK の役割
- (1) 基本的な仕組み
- (2) SDK を通して使える機能
- (3) 各 SDK の特徴 <前編: Rust, Go>
- (4) 各 SDK の特徴 <後編: JavaScript>
- (5) Wasm ABI で定義される Hostcall
- HTTP リクエストの作成
- WebSocket 接続のハンドリング
- 揮発データの読み書き
- 永続ストレージへの読み書き
- セキュリティ系機能
-
DevOps, CI/CD
- (1) Rust/Go/JS 各 SDK でのテストの書き方とプラクティス
- (2) Terraform を使った構成管理
- (3) GitHub Actions を使った CI/CD 環境の構築
- Fastly Compute を便利に使う Tips
- (1) HTTP/3を有効化する方法
- (2) Timeout を使った実行時間の管理
- (3) 公式から公開されているソースコードやベストプラクティス
- (4) aws-sdk-go-v2 を使った AWS サービスの操作
- (5) google-go-sdk を使った Google Cloud サービスの操作
- その他
※ 記事作成・編集の都合で上記コンテンツは恐らく途中で計画を変更しながらお送りすると思います。
まとめ
昨年は 25 日分を一人で完走しましたが、今年は今のところの予定で 12 記事とほぼ半数の記事の執筆予定となっています。直近の業務の状況を踏まえると記事作成にかけられる時間が昨年よりも減る見込みなこともあるのですが、それ以外にも昨年執筆した記事のうち古くなった記載の更新を多めにやらないといけないことに気づいたので、今年は新規の記事数を抑えて臨むことにしました。それでも昨年同様最終日まで完走できるイメージが全く湧いていませんが(記事の作成が全てこれからなので、、)、今年もまずは書き出してみたいと思います。
次回は Readthrough Cache をより高度に使うために今年新たに導入された HTTP Cache 系の API について簡単に紹介する記事を執筆予定です。