LoginSignup
0
1

Raspberry Pi 4にCentOS7をインストール&設定

Last updated at Posted at 2020-10-16

ラズパイ4を購入したので、Raspbianではなく一般的なサーバーとしてよく使われるCentOSを入れてみたいと思います!!

ただし、実用的じゃないので自分はすぐにRaspbianに戻しました(笑)

参考にさせて頂いたサイト

Raspberry Pi 4 で CentOS 7 を動かす
CentOSにntpサーバを入れて、日本標準時刻に自動的に合わせるためのメモ
CentOS 7 NTP設定・・・ちょっと待て!?

Raspberry Pi Imagerの準備

こちらは、microSDのフォーマットやOSの書き込みなどを自動で行ってくれるソフトです!

Raspberry Pi Downloads - Software for the Raspberry Pi

ここから、任意のOSを選択してダウンロード&インストールをしましょう!
私は、microSDの書き込みをWindowsで行ました。

image.png

ディスクイメージのダウンロード

上記のサイトだと、CentOSをデフォルトでサポートしていないので、下記のリンクからラズパイ4用のCentOS7のディスクイメージをダウンロードしましょう。

ダウンロード

Raspberry Pi Imagerを使って、microSDに書き込む

ディスクイメージのダウンロードが終わったら、インストールしたRaspberry Pi Imagerを使って、microSDに書き込みます。

  • Operating System:ダウンロードしたディスクイメージ
  • SD Card:PCに挿している書き込みたいSDカード

2つ指定すると、「WRITE」が押せるようになるので押して書き込みましょう。
image.png

しばらく待って、この画面がでたら書き込みが完了!!

image.png

ラズパイに有線LANを挿して、SSHで接続する

書き込みが終了したら、書き込んだSDカードをラズパイに挿して起動しましょう!
起動したら、デフォルトの以下のユーザーでログインして、IPアドレスを確認します。

ユーザ名:root
パスワード:centos

ログインできたら、以下のコマンドを打って、IPアドレスを確認しましょう !

ip a | grep 192

そうすると、192から始まるIPアドレスが取得できます。

[root@localhost ~]# ip a | grep 192
    inet 192.168.0.2/24 brd 192.168.0.255 scope global noprefixroute dynamic eth0

ここから分かるとおり、このラズパイのIPアドレスは「192.168.0.2」ということが分かりましたので、別のPC(今回はmac)からSSHでログインします。
(Windowsの方はTera TermというソフトをDLをしてそこからログインします。)

まずは、ターミナルで以下のコマンドをうち、ラズパイでログインした通りにここでもログインしましょう。

ssh root@調べたラズパイのIPアドレス

私の場合だと、以下のようなコマンドになります。

ssh root@192.168.0.2

そしたら、このようになるのでyesと入力します。

The authenticity of host '192.168.0.2 (192.168.0.2)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:mOsYHnXBZPXZIAs0bzk7eOv3hZ4Rt2mJKfzlZiylR3o.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?

次は、パスワードが求められるので「centos」と入力してEnterを押します。

Warning: Permanently added '192.168.0.2' (ECDSA) to the list of known hosts.
root@192.168.0.2's password:

このような状態になれば、ログインは成功です!!

Last login: Tue Apr 21 17:23:37 2020 from 192.168.0.7
[root@localhost ~]#

ここまでをまとめると、このような感じになるはずです

image.png

rootのパスワードを変更する

初期状態だと、誰でもログインできてしまうので以下のコマンドを打って、任意のパスワードへ変更しましょう。

passwd root

すると、新しいパスワードの入力と確認が求められるので2回入力します。

image.png

「passwd: すべての認証トークンが正しく更新できました。」
と表示されたら完了です!!!

パーティションの拡張を行う

まず、以下のコマンドを打ってください。

df -h

そうするとこのような結果が表示されると思います。

[root@localhost ~]# df -h
ファイルシス   サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/root        1.4G  1.2G  211M   85% /
devtmpfs         1.9G     0  1.9G    0% /dev
tmpfs            2.0G     0  2.0G    0% /dev/shm
tmpfs            2.0G   17M  1.9G    1% /run
tmpfs            2.0G     0  2.0G    0% /sys/fs/cgroup
/dev/mmcblk0p1   286M   52M  235M   18% /boot
tmpfs            391M     0  391M    0% /run/user/0

/def/rootを見てみると、microSDは32GBのものを使用しているのに、うまく使いきれていません…

なので、以下のコマンドを入力して拡張しましょう!

/usr/bin/rootfs-expand

そうすると、最後にDone.と表示されると成功です

image.png

なので、もう一度df -hと入力すると拡張されていることが分かります。

image.png

vimエディタのインストール

以下のコマンドを入力して、vimというエディタをインストールしましょう。

sudo yum install vim -y

NTPサーバーを入れて日本の標準時に合わせる

/etc/chrony.confを編集して、NTPサーバーの指定しましょう!
デフォルトでは以下のようになっているので

/etc/chrony.conf
# Use public servers from the pool.ntp.org project.
# Please consider joining the pool (http://www.pool.ntp.org/join.html).
server 0.centos.pool.ntp.org iburst
server 1.centos.pool.ntp.org iburst
server 2.centos.pool.ntp.org iburst
server 3.centos.pool.ntp.org iburst

このserver から始まる行が、海外の時刻を提供しているサーバーらしいので、全部コメントアウトして、以下の行を追加します。

# Use public servers from the pool.ntp.org project.
# Please consider joining the pool (http://www.pool.ntp.org/join.html).
### ↓ここからコメントアウト
# server 0.centos.pool.ntp.org iburst
# server 1.centos.pool.ntp.org iburst
# server 2.centos.pool.ntp.org iburst
# server 3.centos.pool.ntp.org iburst
######## ↑ここまでコメントアウト
 
### ↓ここから追加
# 日本標準時を提供しているNTPサーバー(stratum 1)
server ntp.nict.jp iburst
# 上記サーバーと直接同期しているNTPサーバー(stratum 2)
server ntp.jst.mfeed.ad.jp iburst
####### ↑ここまで追加

今回は、時刻補正のためのNTPなので、以下の行を追加してサーバーとしては使わないようにする。

port 0

海外のNTPサーバーと大幅にずれていると設定出来ないらしいので、以下のコマンドで手動設定しましょう。

chronyc makestep

以下のコマンドを入力して、NTPサーバーの再起動と起動時に自動で実行するようにします。

systemctl restart chronyd
systemctl enable chronyd

dateコマンドを入力して見ます。

2020年  4月 23日 木曜日 16:23:00 UTC

JSTになってない!!!!

ちゃんとJSTになって時刻が日本時間になっているかたは、以上です、お疲れ様でした。

なので、timedatectlコマンド入力して見ます。

      Local time: 水 2020-04-22 16:23:51 UTC
  Universal time: 水 2020-04-22 16:23:51 UTC
        RTC time: n/a
       Time zone: UTC (UTC, +0000)
     NTP enabled: yes
NTP synchronized: yes
 RTC in local TZ: no
      DST active: n/a

!?!?!?!?
そもそも、タイムゾーンがUTCだったのでいくらやってもUTC時刻に補正されちゃうんですね….😭😭😭

なので、以下のコマンドでタイムゾーンを東京に変更して、もう一度NTPサーバーの再起動を行い、dateで時間を確認します。

timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
systemctl restart chronyd
date

すると….

2020年  4月 23日 木曜日 01:24:14 JST

ちゃんとJSTの時刻が設定されました!!!!

ちなみに、ラズパイを再起動して確認してみても

[root@localhost ~]# date
2020年  4月 23日 木曜日 01:39:05 JST

うまく設定できてることが確認できました🎊🎊🎊

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1