これはこちらの、ハッカソンで書いた案だしから始まる。
就活というものに大変疲れてしまった。
「エントリーシートを出せ」という柔らかな文章から織りなされる通知も、毎日のようにくれば恐怖と化してしまう。
(このあと逆に就活から逃げるゲームも作ろうとしてる自分が言うのもなんだが)就活をネタにすれば就活に対する恐怖心を和らげるのではないか?と思い、ハッカソンの後に作ってみることにした。
今回も私的お馴染みhtml,css,javascript三兄弟で作ったのだが、
今回はopenstreetmapではなく、Ceciumという地図をインポートした。
Ceciumだと、地理的な坂も読み込め、(調整可能)、plateau(先のハッカソンで使った国土交通省作成の3D地図)と相性がいいらしいというのを拝見した。
参考文献→
https://www.hcc.co.jp/hcclab/20200623/
1.4地点の面接会場
2.それぞれへの当たり判定
3.ユーザーが、画面を歩行モードでタッチしていると、移動し続ける仕組み
4.カメラ追っかけによる、常にアバターが表示される仕組み
5.面接開始
6.始まるクイズ形式による、合否判定
7.合否判断を基準としたエンディング分岐
8.読み込んでおくとそこそこ正解に近づける主人公によるメモ
今後確実に実装していくもの
1.キャラクター
2.なぜその回答が、その会社にあっていたかを説明できるような面接での会話
3.plateauを用いた、建物の表示
できないかもしれないがやりたいこと
1.建物の当たり判定による、他の建物を貫通しないシステム
2.脳内ストーリーのなぜ主人公くんがその業界に行きたいかが現状「先輩におすすめされたから」でしかないので、違和感の穴埋め。
なおエンディングは現在8つ用意している
- Aグループ親会社のみに受かる
- 「第一志望がAグループ親会社だった」と誇らしく胸を張れる。
- 幼少期の夢(曖昧だった理想)を忘れても、“目の前の人と未来を創る力”を得る。
- 実は安定した「幸せルート」
- ノーマルエンド1. - 忘却された夢
- Bグループ会社のみに受かる
- 経済的安定や元々の希望が叶い一見ハッピー。
- ただし憧れの先輩という光に照らされた影を感じ、羨望や劣等感が残る。
- 「満たされてるけど、まだ足りない」切ないルート。
- ノーマルエンド2. - 希望先の影
- Aグループ親会社 & Bグループ会社 両方に受かる
- プレイヤーが選ぶ。
- Aグループ親会社 → 真の強キャラルート。
- ノーマルエンド 3. - 切り開いた夢
- Bグループ会社→ 先輩とは気まずくなるものの、新天地での素直な幸せ
- ノーマルエンド4. - 悩んだからこそ
- Bグループ親会社に受かり、Bグループ親会社を選ぶ
- 「夢と努力が結実する」王道真エンド1。
- 商社混合飲み会で、先輩に声をかけられる。
- いじられは過去のまま、でもお互いさらに逞しくなっていた。
- 数年後、お互い東南アジアで再会。一緒に商談を頑張る。
- 真エンド1 - 憧れと現実の狭間で
- Bグループ親会社に受かり、Aグループ親会社を選ぶ
- Bブランドという“憧れ”を振り切って、自分の価値観で選択。
- 「先輩と肩を並べ、未来を創る」本当の覚悟が示される。
- “友情をとる真エンド2”。
- 先輩と一緒に社内コンペに優勝、一緒に配属が振られる。
- 真エンド2 - 俺の天職
- Bグループ親会社に受かり、Bグループ子会社を選ぶ
- 「絶対うそだろw」って周囲に茶化されるコミカルルート。
- でも愛されキャラとして生き残る。
- “世界一般からは理解されない真エンド3”
- 母校最年少出世を果たす。
- 真エンド3 - 叶ったからこそ大事な夢
7.全落ちエンド → アンダードッグ・自由ルート
- 全落ちしたと思ったら声をかけてきたのは丸の内にも出店する移動販売者。
- 人手不足で即内定。
- 小さいけど愛される、社長の女性と結婚し、のんびりしながらも子育てをする「大企業にはない自由」を味わえる。
- エンディングは「丸の内の摩天楼を見上げつつ、自分の未来を描く」感じ。
- → 「バッドエンド」じゃなく「もう一つの生存ルート」。
- 全落ちエンド - 見上げも決して悪くない
- 上三つ以外の企業へ就職 → 転職サイトルート
- 希望通りの“安定した大企業”に入社。
- 「充実しているはずなのに、なぜか物足りない」
- 憧れていた会社の子会社の求人を見つける。
- 悩みながら、口をキュッと閉める
- 非天職エンド - きっと夢だけじゃ幸せになれないだろうけど
今回二つ設定でこだわった点がある。
まずAグループとBグループの立ち位置は、完全にプレイヤーの想像に委ねられるということだ。
そして、ノーマルエンド4と転職サイトルートの方が、全落ちよりも地味にきついシーンが待っているものの、主人公はどのルートでも救われている。
無論就活は人生を決める大事なイベントとはいえ、就活如きで人生決まってなるものか、と思っている。
だからこそ、次の次に、就活を題材にするときも、私はゲームにしたい。
真剣さの中に笑いを混ぜ、恐怖の中に「逃げ道」や「別ルート」を用意することで、就活そのものを少し軽く、違う角度から眺められるんじゃないかと。
もしもっと技術があればやりたいことは山ほどある。
けれど、ネタ半分で始めた謎ゲームが、誰かにとって「就活は一度しかない大冒険」であると同時に、「やり直しも逃げ道もある人生の一場面」に思えるきっかけになれば、私のやり場のない感情も救われるのではないだろうか。
結末がどう転んでも「まあなんとかなる」そんな感覚を、ゲームを通じて少しでも共有できたらと思っている。
- 実在の企業・団体とは関係ありません。ただし実ゲームにおいて“それっぽい雰囲気”を演出するために名前はそれらしくしています



