はじめに
Gitは一見すると何をやっているのかなかなかイメージがつかず難しく見えます。しかしGit操作が何をしてるのか理解せずに使うと、とんでもないことになってしまう可能性もあります。
本記事では、Git操作を任天堂スイッチ操作で考えてみたことをまとめています。日頃からゲーム感覚で操作しているので共有できたらと思っております。
この記事が皆さんのお役に立てば嬉しいです!
Git操作基本の流れ
ここからは、私が考えるGit操作を任天堂スイッチの操作に例えて説明します。
1.任天堂スイッチクラウド保存(リポジトリの作成)
ゲームを始めるために、まずはゲームの大元となるセーブデータの保存(バックアップ)が必要です。そして任天堂には「セーブデータお預かり」というサービスがあります。これのおかげで別の端末やプレイヤーからもセーブデータにアクセスすることができます。
Gitでこれに相当するのがリポジトリです。新しいプロジェクトを始めるために、リポジトリを作成して保存先を初期化して、保存されるようにします。
2.ソフト起動、進行データの作成(ブランチの作成と切り替え)
ゲームソフトを起動して、新たなゲームを始めるためのデータを作成します。「データ1」「データ2」「データ3」など色々選択ができます。これがGitでは、新しいブランチを作成して、そこに切り替えることに該当すると考えています。
git checkout -b 新しいブランチ名
3.ゲームプレイ(実装)
ゲームをプレイして、敵と戦い、クエストを進めます。同じように、コードを書いて機能を実装します。
4.ゲーム進行度確認
ゲームの進行度を確認するように、Gitではコードの変更を確認します。どのファイルが変更されたかを確認し、その変更をステージングエリアに追加します。最後に、その変更をコミットして保存します。
git status
git add .
git commit -m "メッセージ"
5.任天堂スイッチクラウド上に反映(セーブデータお預かり)
ゲームソフト内での進行度保存すれば自動的にクラウド上に保存されるように、Gitではリポジトリに変更を反映させます。これにより、他の端末やプレイヤーとデータを共有できます。
git push origin 新しいブランチ名
6. ゲームデータ更新(ローカルのリポジトリを更新)
他のプレイヤーとデータを共有するために、最新のゲームデータをクラウドから取得します。Gitでも同じように、最新の変更をリポジトリから取得します。
git pull
7.以降繰り返し
2〜6の流れを繰り返します。また、別のソフトを遊ぶなら、新しくリポジトリを作成して1〜6の流れを繰り返します。
まとめ
任天堂スイッチ
1.任天堂スイッチクラウド保存(セーブデータお預かり)
2.ソフト起動、進行データの作成
3.ゲームプレイ
4.ゲーム進行度確認
5.任天堂スイッチクラウド上に反映(セーブデータお預かり)
6.ゲームデータ更新
7.以降繰り返し
通常
1.リポジトリ作成
2.新しくブランチを作成して切り替え
3.実装
4.変更の確認 (git status)、追加 (git add)、確定 (git commit)
5.リポジトリに反映 (git push)
6.ローカルのリポジトリを更新 (git pull または git fetch)
7.以降繰り返し
おわりに
いかがだったでしょうか。ところどころ認識がずれていたら恐縮ですが、考え方はかなり近いものになっていると思います。
この記事が、Gitの基本操作を戸惑っている方々の助けになれば幸いです。ゲーム感覚で触りながら、Gitを使いこなしていきましょう!
もし、この記事の内容に不備や改善点などがありましたら、ご指摘いただけると嬉しいです。
参考