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Windows版vCenterにログインできなくなった際の作業メモ

Last updated at Posted at 2017-01-02

概要

再度一から調査すると時間が掛かるので、
遭遇したvCenterにログインできない事象に対して、調査・対応を行った際のメモを記載する。

VMwareのトラブルシューティングのKBを参照・サポートへの問い合わせを行い、切り分けしていくのが正規の手順です。
以下の内容はメモになりますので、正確性に欠ける部分があります。
同様の事象でも原因は異なる場合があることをご了承ください。
メモなので詳細情報は割愛します。

環境

OS:
-WindowsServer2008R2
-非ドメイン環境
SW:
-vCenterServer5.1
-ESXi5.1
-Microsoft SQL Server 2008 Express
-Microsoft SQL Server 2008 R2 RTM - Management Studio Express

確認した事象

1.vCenterサービスが停止状態である
2.vCenterサービスを手動起動させるとエラーメッセージが出力され、サービスは起動しない
3.直近でvCenterに関連する作業は実施していない
4.ESXi単体にはvSphereClientでログインできる
5.WindowsOSの再起動でも自動起動しない

調査方法

VMwareのトラブルシューティング関連のKB
インターネット上の技術系ブログ
WindowsOSのイベントビューアのログ

原因と対応メモ(3件)

1.vCenterDBの容量肥大の影響

事前準備
・Microsoft SQL Server 2008 R2 RTM - Management Studio Expressのインストール

対応内容
vCenterの起動に必要な空き容量が不足していることを確認した。
Microsoft SQL Server 2008 R2 RTM - Management Studio Expressを用いて該当DBの容量を圧縮したところ
正常にvCenterサービスが起動し、ログインに成功した。

・作業手順は以下のKBを参照した。図も掲載されているのでわかりやすい。
Microsoft SQL DBサーバ上に「データベース’VIM_VCDB'用のトランザクション ログがフルになっています」エラーが発生する (1038150)

コメント
SQL文を書ける場合は作業前にDB容量を確認してことが望ましい。
EXPRESS版のDBを使い続ける限り、定期的に発生する事象と思われる。

バンドルされたMicrosoft SQL Server 2008 Expressのポート番号の影響

事前準備
特になし
対応内容
vCenter Single Sign-Onの設定ファイル記載のSSO用のSQLServerのポート番号と
実際のSQLServerのSSO用ポート番号に差異があった。
設定ファイル内のSSO用のSQLServerのポート番号を正規のものに書き換えたところ、正常にvCenterサービスが起動し、ログインに成功した。

・作業手順は以下のKBを参照した
Windows ホスト マシンの再起動後、VMware vCenter Server 5.1.x Single Sign On が失敗する (2080560)

コメント
前々日にWindowUpdateとOS再起動を実施したので、この時に動的にポート番号が変化したと考えられる。
詳細は不明。

WindowsOSのログインパスワードの変更

事前準備
特になし
対応内容
OSのAdministratorのパスワードを変更して、OS再起動をしたところ、vCenterサービスが起動しなくなった。
パスワードを変更前に戻せば起動する。

<サービス>→<ログオン>内にアカウント名とパスワードを入力する欄があります。
こちらも変更後のパスワードに変更すると正常にvCenterサービスが起動し、ログインに成功した。

コメント
ドメイン環境下の場合はまた違ったことになったかもしれない。

最後に

ESXiにログインできないわけではないので、すぐ影響が出てくるものではないが、
vCenterにサードパーティ製のプラグインを追加している場合は影響が出るので、早めの対処を。

以上。

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