ESP32-WROVER-EでMicroPythonを使うときの手順をまとめた備忘録です。
以下の情報を参考にしました。
ESP32の開発環境
ESP32では以下の言語を主に使えるようです。
といってもRaspberry Pi Picoと同じような感じです。
- Arduino IDE
- ESP-IDF
- MicroPython
タイトルにあるようにMicroPythonを使ってプログラムを書き込みたいと思います。
UART変換チップのドライバー
すでに済ませている場合飛ばしてください。公式ボード(development board)を使っている場合、インストールします。
以下のサイトから CP210x Windows Driversをダウンロードします。(Winの場合)
Macintoshはわからないです。
Linuxはインストールしなくてもいい?(間違っていたらすみません。)
*Note: The Linux 3.x.x and 4.x.x version of the driver is maintained in the current Linux 3.x.x and 4.x.x tree at www.kernel.org.
ダウンロードしたZIPを展開して、環境にあったセットアップファイルを開きます。
Windows11の場合、最後がx64のものを、Windows10ではx64を起動してエラーが出たらx86をインストールしましょう。
ファームウェア書き込み
MicroPythonのファームウェア(バイナリ)を書き込むことでMicroPythonを使えるようになります。書き込み用としてEsptoolを使います。
esptoolのインストール
Pythonが入っている環境では以下のコマンドでパスが通ります。
pip install esptool
Pythonがないのであれば、Pythonの公式サイトからダウンロードしてください。
ESP32内のフラッシュを全削除する
#Linux
esptool.py erase_flash
#Windows
esptool erase_flash
もし、esp32をいくつかPCにつなげているときは--portを使ってesptool --port COM99 erase_flashのようなコマンドにしてください。(Linuxでは/dev/serial0のように指定)
COMはデバイスマネージャから確認できます。
ファームウェアをダウンロード
こちらに、ESP32ベースのボード用のファームウェアがあります。いくつか種類があるので、いかにサイトに載っていた文を翻訳して載せておきます。
このボードには複数のバリエーションがあります:
お使いのボードがWROVERモジュールベース、またはSPIRAM(PSRAMとも呼ばれる)を搭載している場合は、「spiram」バリエーションの使用を推奨します。見出しSPIRAM / WROVERのサポートを探してください。
お使いのボードがESP32-D2WDチップ(フラッシュメモリ2MiBのみ)を搭載している場合は、「d2wd」バリアントを使用してください。「ESP32 D2WD」の見出しを探してください。
お使いのボードがシングルコアESP32(「SOLO」モジュールなど)を搭載している場合は、「unicore」バリアントを選択してください。「ESP32 Unicore」の見出しを探してください。
それ以外の場合は、汎用バリアント(下記最初の見出し下)をダウンロードしてください。
無印はFirmwareを、wrover-eなどはFirmware (Support for SPIRAM / WROVER)からダウンロードしましょう。
ファームウェア書き込み
windows以外
esptool.py --baud 460800 write_flash 0x1000 ~~~.bin
windows
esptool --baud 460800 write_flash 0x1000 ~~~.bin
このコマンドで書き込みます。
~~~.binにはダウンロードしたファイルのパス(相対・絶対)を入れてください。
ここでも、ボードがいくつか接続されている場合、--portを使います。
終わり
備忘録代わりですが、何かの参考になれば幸いです。情報が間違っていた場合教えていただけるとうれしいです。



