リアクティブプログラミングについて 学習メモ
1. リアクティブプログラミングとは?
リアクティブプログラミングは、データフローと変更の伝播を軸とする手法。Excelのセルに書く数式のように、あるデータが変更されると、そのデータに依存するすべてのものが自動的に更新される仕組みを「あらかじめ」構築しておくというもの。
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命令型(古いやり方?):コンピュータに「どうやるか」を段階ごとに指示する。
- 例:ボタンをクリックしたら、この関数を実行して、画面を更新する。
- 課題:コードが複雑になり、非同期処理の管理がきちんとできない。
ただし、なんでもかんでもではなく、単純な告知や連絡の授受が主な目的の場合は直接HTML/CSS/JavaScript/PHPなどで書くべき。
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宣言型(新しいやり方):プログラムに「どういう状態であってほしいか」を記述する。
- 例:このデータが更新されたら、画面を自動的に変化する。
- 解決:複雑なデータの流れをシンプルに表現できる。
2. なぜライブラリが必要なのか?(私は嫌がっていましたが)
リアクティブな仕組みをゼロから実装するのはコスト無視。「RxJS」のようなライブラリは、その複雑さをすっ飛ばして、以下の便利な機能を提供している。
- Observable:時間とともに発生するデータ(クリック、APIレスポンスなど)をストリームとして扱う。
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オペレーター:ストリーム上のデータを変換、フィルタリング、結合する都合の良い関数(
map
、filter
など)。
ライブラリを使うことで、データの流れの設計に集中できる。
3. 私の感じる壁と解決策
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「ブラックボックス」への不安:ライブラリが裏側で何をしているか見えていない。
- 解決策:とりあえず最初は基本的なオペレーターの使い方を学ぶ。難しいことは徐々に後付けで概念を理解していく。
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CSSの壁:Solidityのような厳格なロジックから、CSSのような視覚的で曖昧なルールへの思考の切り替えは難しかった。
- 解決策:CSSが動的なレイアウトを扱うための「再利用可能なルール」であり、デザイン・GUIツールとは目的が異なることを理解した。面倒だったがそのセクションはとりあえず通過した。
4. 今後の学習の方向性に見合う役割と認識
- Webフロントエンド: ReactやVue.jsなど、UIフレームワークの多くはリアクティブな仕組みを内包。
- サーバーサイド: サーバーへの負担を軽減するため、命令型から非同期処理を効率化するリアクティブなアーキテクチャへの移行も進んでいる。
結論
私はもっとリアクティブプログラミングを学んで、咀嚼し完全に腑に落とす。現代の複雑なWebサービスを効率的に開発するためには、やはり不可欠みたいだ。AIの活用が進んでも、データフローの設計やデバッグといった本質的な部分は、使う人間の能力次第。