この記事について
この記事は、aslead Agileの開発チーム「オキザリス」にて行っているアウトプット企画である
「チーム「オキザリス」Advent Calendar」の9日目の記事です。
秀丸について
秀丸エディタは、Windows 向けのテキストエディタです。
モブワークでは主に Confluence を利用していますが、個人作業ではより手軽にドキュメント作成ができる秀丸を活用しています。
秀丸には、たくさんのマクロが用意されているため、アイディア次第で様々な機能を実装することができます。
秀丸で Confluence のテンプレート機能を再現する
Confluence では新しいページを作成する際に、事前に用意されているテンプレートを利用してページを作成することができます。
この機能を使うと、ある程度ドキュメントの体裁を統一できたり、ドキュメント作成時間を短縮することができ、個人的にはとても便利な機能だと感じています。
そこで、今回はこの機能を秀丸のマクロで再現してみました。
出来上がったテンプレートを利用して作成したドキュメントがこちらです。
作成したマクロはこちら
setcompatiblemode 0x0F;
//自動インデントの設定を保存し、Offに
#indentstate = indentstate;
if (#indentstate != 0) config "i0";
insert "=================================";
insertreturn;
insert " ページタイトル";
insertreturn;
insert " 作成日:";
insert "20" + midstr(date,0,2) + "/" + midstr(date,3,2) + "/" + midstr(date,6,2) ;
insertreturn;
insert "------------------------------------------------------------------";
insertreturn;
insert "◆件名:";
insertreturn;
insert "◆日時:";
insert "20" + midstr(date,0,2) + "/" + midstr(date,3,2) + "/" + midstr(date,6,2) + " " + time;
insertreturn;
insert "◆場所:";
insertreturn;
insert "◆出席者:(敬称略)";
insertreturn;
insert "◆アジェンダ:";
insertreturn;
insert " 1. ";
insertreturn;
insert " 2. ";
insertreturn;
insert "◆資料:";
insertreturn;
insert " ・";
insertreturn;
insert "------------------------------------------------------------------";
insertreturn;
insert "<<議事内容>>";
insertreturn;
insertreturn;
insertreturn;
insert "<<今後の予定>>";
insertreturn;
insert "□";
insertreturn;
insert "□";
insertreturn;
insertreturn;
insert "=================================";
insertreturn;
//gofileend;
moveto 8,4;
//自動インデントの設定を戻す
if (#indentstate == 1) config "i1";
else if (#indentstate == 3) config "i2";
else if (#indentstate == 5) config "i3";
else if (#indentstate == 7) config "i4";
マクロはシンプルですが、秀丸にマクロ登録することで、Ctrl + 1
などの簡単な操作で上記のテンプレートを利用することができるようになりました。
ちょっとした工夫として議事録の「作成日」と「会議日時」の項目にマクロを実行した日時が入るようになっているところがポイントです。
おわりに
秀丸はシンプルなテキストエディタツールですが、Confluence 同様に多数のマクロが用意されています。
よく使うツールだからこそ、マクロを活用して業務時間の短縮につなげてみてはいかがでしょうか。