今回はAlmaLinux9でスワップ容量を変更する方法についてご紹介致します。
現在のSWAP容量を確認する
初めに現在のSWAP容量を確認します。
下記コマンドを使用する事でスワップ容量を確認できます。
free -m
上記テスト環境で実行すると以下の様になりました。
total used free shared buff/cache available
Swap: 4095 157 3938
現在設定されている値は「4G」となっております。
また下記コマンドを使用する事でも確認する事が出来ます。
lsblk
SWAPをオフにする
次に現在有効となっているSWAPをオフにします。
下記コマンドを使用する事でオフにする事が出来ます。
swapoff -a
上記実行後、再度SWAP容量を確認すると下記の様に0になっている事が確認できます。
#コマンド
free -m
#結果
total used free shared buff/cache available
Swap: 0 0 0
スワップ署名を削除
次にスワップ署名を削除を行います。
下記コマンドを使用する事で削除可能となっております。
パスについては環境に合わせてご変更お願い致します。
#コマンド
wipefs -a /dev/main/swap
#結果
/dev/main/swap: 10 bytes were erased at offset 0x00000ff6 (swap): 53 57 41 50 53 50 41 43 45 32
SWAP容量を変更する
次にスワップの容量を変更を行います。
容量を増やす場合は「lvextend」を使用します。容量の縮小を行う場合は「lvreduce」コマンドを使用します。
今回は「1G」縮小した「3G」に変更したいと思います。
下記コマンドとなります。
#コマンド
lvreduce -L -1G /dev/main/swap
スワップ領域の再設定
次にスワップ領域の再設定を行います。
下記コマンドを使用し領域の設定を行います。
mkswap /dev/main/swap
次にスワップ領域の有効化設定を行います。
下記コマンドを使用し有効化を行います。
swapon -v /dev/main/swap
上記で容量の変更は完了となります。
スワップ領域の確認
再度、freeコマンドにて確認するとSwap容量が減っている事が確認できます。
#コマンド
free -m
#結果
total used free shared buff/cache available
Swap: 3071 0 3071