はじめに
シリーズ「IBM Bob がv2.0.0で刷新!」では、Bob の新機能・変更点を操作ガイド形式で紹介します。
前回 → IBM Bob v2.0.0で刷新! vol.2 — Agent のアクション許可が変わった
今回は Planモードでの計画作成フロー がテーマです。v2.0.0 では create-plan が自動で呼ばれるようになり、実装前に計画を整理して確認する流れがデフォルトになりました。
Planモードを実行するとどう変わるか
Planモードで依頼を始めると、v2.0.0 では最初に create-plan が自動で呼ばれます。以前のようにそのまま実装へ入るのではなく、要件整理 → 計画作成 → ユーザー確認 → 実装 という流れが最初から組み込まれました。まず Planモードを選んで依頼すると、その場でワークフローが始まります。
create-plan とは何かを確認するには
create-plan は、Planモード専用の進め方を定義したスキルです。Bob はこのスキルに従って、いきなりコードを書き始めるのではなく、まず作業の全体像を固めてから実装へ進みます。
動作手順として、以下の 6 ステップが順番に実行されます。
- 要件ヒアリング — ユーザーに質問して、タスクの目標や制約を明確にする
- コード調査 — AI サブエージェントを使ってコードベースを探索し、関連ファイルやパターンを確認する
- 設計確認 — 調査結果に基づいて、設計の意図や判断が必要な点をユーザーとすり合わせる
- 計画書作成 — Markdown ファイルに、サブタスクごとの意図・成果物・手順を書き出す
- 計画検証 — ユーザーが計画を読み、抜け漏れや方向性を確認する
- 実装 — 承認後に Agentモードへ切り替え、サブタスク単位で実装する
計画作成フローの実行例を確認するには
新規開発のように調査が少なくて済む依頼では、手順 2 と 3 が短くなることがあります。一方で、要件の確認・計画書の作成・承認確認は共通して実行されます。ここでは、実際にどのような画面遷移になるかを順番に見ていきます。
3-1. 要件ヒアリングの例
まずは要件ヒアリングが行われ、何を作るか、どこまで実施するかを確認します。
このように、create-plan 自体はスキルファイルとして定義されています。
3-2. 計画書作成の例
要件が固まると、Bob は Markdown の計画書を作成します。計画書の中では、サブタスク単位で作業内容が整理されます。
3-3. 計画検証の例
計画書を作った後は、その内容でよいかユーザーに確認が入ります。
3-4. 実装開始の例
承認すると、ここではじめて実装フェーズに進みます。
3-5. コード調査と設計確認の例
別のタスクでは、手順 2 と 3 も明示的に実行されます。既存コードが関係する依頼では、関連ファイルの調査や設計確認が追加され、より慎重な流れになります。
3-6. サブエージェントの呼び出しを確認するには
Planモードのコード調査では、サブエージェントが自動で呼ばれることがあります。サブエージェントは、集中した自己完結型のタスクを別コンテキストで処理し、その結果だけをメインの会話へ返す仕組みです。
特に、既存コードの調査や関連ファイルの探索のような下調べでは、メインの会話に余計な情報を溜め込まずに進められます。
またサブエージェントは用途の違いで2種類あります。
| 種類 | 概要 | 向いている用途 |
|---|---|---|
explore |
読み取り中心の軽量なコード探索 | 関連ファイルの特定、構造把握、要約 |
general |
より広いツールを使う自己完結型の作業 | 調査に加えて編集や実行が必要なタスク |
今回の計画ではexploreが呼び出されていました。
サブエージェント自体の詳しい定義はIBM Bob公式ドキュメントをご参照ください!
おわりに
v2.0.0 の Planモードでは、create-plan が自動で呼ばれることで、実装前に考える手順そのものが標準フロー になりました。まず計画を固めてから進めるため、作業の見通しをそろえた上で安心して実装に入れます。













