InstallESD.dmg とは
以前のバージョンのOSXのインストーラーに同梱されていたインストールイメージが含まれているディスクイメージファイル。古い MacBook などに古いインストールイメージをインストールしたい場合に使う。
Mac は、ネットワークにつながっていれば、Shift+Option+Command+R を起動時に押下することでネットワークからリカバリーすることできるが、インストーラーダウンロード中にエラーになったりしてリカバリー中にエラーがでるなどのため、USBインストールディスクからリカバリーする場合がある。
インストーラーAppが
https://support.apple.com/ja-jp/HT211683
からダウンロードできる場合は、
https://support.apple.com/ja-jp/HT201372
を読み、インストールディスクを作ることができる。
しかし、OSX Sierra 以前の OSXが必要なとき、 InstallESD.dmg のみが入手できる。
USB メモリーのフォーマット
8GBの USBメモリーを用意し、ディスクユーティリティを使い、消去する。
(GPT、MacOS 拡張ジャーナルあり)
Base System の書き込み
ダウンロードした InstallOS.dmg をダブルクリックしてマウントする。
ターミナルを開き、 InstallOS.pkg ファイルを以下の手順で解凍する。
xar -xf /Volumes/Install\ macOS/InstallOS.pkg
InstallOS.pkg ディレクトリのなかに InstallESD.dmg ファイルがあるので、デスクトップなどに移動して、ダブクリックしてマウントする。
InstallESD 内にある BaseSystem.dmg が、USBで、OSXを起動できるイメージなので、これを USB に書き込む(NO NAME が USBディスク)。
sudo asr restore -source /Volumes/OS\ X\ Install\ ESD/BaseSystem.dmg -target /Volumes/NO¥ NAME -erase
OSX インストーラーをコピーする
InstallESD にある Packages がインストーラーなので、これを BaseSystem 内のインストーラーとして置き換える。
rm /Volumes/OS\ X\ Base\ System/System/Installation/Package
cp -R /Volumes/OS\ X\ Install\ ESD/Packages /Volumes/OS\ X\ Base\ System/System/Installation
USBメモリーを取り出す。
Mac に USBメモリを接続して起動する
起動時に、Optionキーを押下しつづけることで、起動ディスクを選べるので、OS X Base System を選ぶ。
起動後は、画面に従って、インストールすればよいが、ネットワークが接続されていなかったり、Mac の時計があっていないとインストールの最初でエラーもでないのに先に進めないことがあるので、ネットワークに接続し、時計を合わせること(時計は、ターミナルを開いて合わせることができる)。