今回はプログラミング用フォント Source Code Pro とプロンプトをカスタマイズする Stariship について紹介します。
環境
macOS Catalina | 19.15.7 |
---|---|
Rust | 1.47.0(stable) |
Starship | 0.46.2 |
1. Source Code Pro(フォント)
Source Code Pro はAdobeがプログラミング用フォントとしてオープンソースで開発したフォントです。ソースコードが見やすいようにモノスペース(等幅)で、大文字のI(アイ)と小文字のl(エル)と数字の1(イチ)の判別がしやすく、また大文字のO(オー)と数字の0(ゼロ)の判別も容易となっています。
1.1 インストール
Source Code Proを追加するにはGitHubのフォントデータをダウンロードして手動でフォントを追加できますが、今回は以下のシェルスクリプトで追加します。
mkdir -p /tmp/source-code-pro
cd /tmp/source-code-pro
curl -LO https://github.com/adobe-fonts/source-code-pro/archive/release.zip
unzip release.zip
cp source-code-pro-release/TTF/* ~/Library/fonts/
cd /tmp
rm -rf source-code-pro
デフォルトでインストールされている Font Book.app でフォントが追加されたか確認できます。
2. Starship
Starishipはディレクトリやユーザ名などを表示するプロンプトをカスタマイズするツールで、gitのブランチやステータス、プログラミング言語のバージョンなどをおしゃれに表示できます。StarshipはさまざまなOS、シェルで高速で実行できます。
2.1 インストール
macOSにStarshipをインストールする方法は3つあります。
- Homebrewでインストールする
- cargoでインストールする
- ビルド済みのバイナリをインストールする
README.md によるとcargoやビルド済みのバイナリからStarshipをインストールすると最新のバージョンを利用することができます。
Homebrewでインストールする
HomebrewでStarshipをインストールする
brew install starship
cargo.ioからソースをインストールする
1. Rustの環境を構築する
curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh
2. Starshipをインストールする
cargo install starship
ビルド済みのバイナリをインストールする
curl -fsSL https://starship.rs/install.sh | bash
2.2 Starshipを有効にする
fish shell を使っているので $HOME/.config/fish/config.fish
に Starship を読み込ませるようにしています。他のシェルでの設定方法は README.md を参考してみてください。
starship init fish | source
2.3 Starshipの設定
add_newline = false
[cmd_duration]
disabled = true
コマンドを実行したあとに改行が入ったり、実行時間が表示しないように add_newline
と cmd_duration::disable
の設定を変更しています。
他にも言語ごとにバージョンの表示やバッテリーの使用状況などを表示できるため、https://starship.rs/config/ を参考に自分好みのプロンプトにカスタマイズしてみましょう
参考サイト