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#3「機能増えたら毎回探すの面倒じゃん」で、お気に入りから共通UI設計まで広がった 〜機能を増やした結果、「何を作るか」より「どう辿り着くか」が問題になった〜

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Last updated at Posted at 2026-09-03

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在庫。予約。少しずつ機能が増えてくると、別の面倒が出てきました。

私「機能増えてくるとさ。」

A「うん。」

私「使いたい機能を毎回探すの面倒じゃん。」

A「自分で機能増やしたんだろ(笑)」

最初は機能が少ない。だから、トップ画面から目的の機能を探しても、そんなに困りません。

でも、在庫。予約。その先にも、いろいろな画面が増えていく。

私「毎日使う機能って、人によって違うじゃん。」

A「在庫ばっかり使う人もいる。」

私「予約ばっかり使う人もいる。」

A「じゃあ?」

私「よく使うやつだけ、お気に入りにできればいいじゃん。」

そこで、利用者ごとによく使う機能を登録できる、お気に入りを作りました。

A「会社全員で同じお気に入り?」

私「いや。これは個人。」

A「自分で選ぶ。」

私「そう。」

B「ユーザー単位のパーソナライズですね。」

でも、お気に入りをトップ画面に置くだけだと、まだ少し不便でした。

例えば、予約画面の奥まで入っている。そこから、今度は在庫を見たくなった。

A「一回トップに戻る?」

私「それ面倒じゃん。」

A「またそれ(笑)」

私「今いる画面から、そのまま飛べた方が早いでしょ。」

そこで、お気に入りをトップ画面だけではなく、固定フッターにも置きました。

画面の奥へ入っていても、下にはお気に入りが残る。そこから、別のよく使う機能へ直接移動できる。

私「予約見てて、在庫見たくなったらそのまま在庫へ。」

A「トップへ戻ってメニュー探して、を省く。」

私「そう。」

B「単なるお気に入り一覧ではなく、常時アクセスできるナビゲーションになったわけですね。」

A「今、お気に入り何個出してるの?」

私「4スロット。」

A「4個固定?」

私「いや。」

現状の表示は、4スロット。でも、表示スロット数そのものは設定できるようにしました。そして仕組みとしては、最大8スロットまで対応できる余地を持たせています。

(4スロット)
IMG_2302.jpeg

(設定画面)
IMG_2303.jpeg

(8スロット)
IMG_2305.jpeg

A「なんで8?」

私「今後もっと機能が増えることがあっても、すぐ上限に当たらないように。」

A「じゃあ将来8個表示するって決めてる?」

私「決めてない。」

A「今は4個。」

私「そう。8個は余裕を持たせてあるだけ。」

B「現在のUI仕様と、将来の拡張余地を分けているわけですね。」

A「でもさ。」

私「何?」

A「機能増やして、今度はその機能を探すのが面倒になって、お気に入りを作った。」

私「うん。」

A「機能を増やした結果、機能を探す手間を減らす機能まで増えたの?」

私「……そうなるね」

A「自分で問題作って自分で解決してる(笑)」

私「でも使いやすくはなるだろ」

そして、固定フッターを作ったことで、別のことも気になり始めました。

私「これ、各画面に同じフッターを別々に書くのも嫌じゃん。」

A「また同じもの何回も作りたくない病。」

私「だって一個変えるたびに全部直すの?」

A「確かに。」

例えば、お気に入りの表示方法を変える。アイコンを変える。メニューの扱いを変える。それなのに、画面ごとに別々のフッターを持っていたら、変更するたびに全部の画面を確認しなければならない。

私「だったらフッター自体を共通にした方がいいじゃん。」

A「出た。」

私「何?」

A「“一回共通にすれば後が楽”のやつ(笑)」

こうして、単なるお気に入りから、共通フッターという考え方へ広がりました。

B「ここから共通UIコンポーネントの考え方が強くなっていきますね。」

私「当時は『同じフッター何個も作る必要ないじゃん』だけ。」

A「いつも技術名より先に面倒が来る(笑)」

そして、共通化すると、今度は逆に、共通にしていいものと、個人に任せるものを分ける必要があります。

A「フッターそのものは共通。」

私「そう。」

A「でもお気に入りの中身は?」

私「利用者ごと。」

A「全員同じにしない。」

私「使う機能違うからね。」

B「共通UIの上にユーザー固有設定を重ねる構造ですね。」

A「じゃあ整理。」

私「はい。」

私「よく使う機能を自分で登録する。」

B「ユーザー単位のパーソナライズ。」

私「トップだけじゃなく、画面の奥からでも使えるようにする。」

B「固定ナビゲーション。」

私「現在は4スロット表示。」

A「でも?」

私「表示数は設定可能で、仕組みとして最大8スロットまで対応できる余地を持たせた。」

A「8個使うと決めたわけではない。」

私「そう。」

私「各ページで同じフッターを別々に持たない。」

B「共通UIコンポーネント。」

A「最初は?」

私「機能増えたら毎回探すの面倒じゃん。」

A「そこから共通UIまで行った(笑)」

そして、お気に入りが使う機能を増やすほど、もう一つ、同じことを何度も登録する面倒が見えてきました。

予約する人。在庫を使う人。現場を担当する人。

私「これさ、同じ人を機能ごとに登録するのおかしくない?」

A「次は人?」

私「会社とか部署も。」

A「組織か。」

私「そう。」

次回

機能ごとに、同じ人を何度も登録する。

会社も。部署も。人も。

だったら、一度登録したものを共通で使えばいい。

最初に考えたのは、

会社 → 部署 → 人

という、ごく普通の組織図でした。

これなら、そんなに難しくないと思っていました。

――1人を、複数の部署に入れるまでは。

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