概要
この記事では、Pythonの仮想環境を構築する方法を簡潔にメモします。
構築後の仮想環境への入り方、抜け方、不要になった仮想環境の削除の方法も含みます。
前提条件
Visual Studio Code:1.56.2
ターミナルはWindows PowerShellを使用
方法
それでは、具体的な方法の説明に入ります。
途中でつまづかないように、できるだけ細かくステップ分けしています。
①任意のディレクトリを選択
ターミナルを開き、仮想環境を構築したいディレクトリまで移動しておきます。
例:Documents
の直下に仮想環境ディレクトリを置くこととします。
②仮想環境を構築
ターミナルで下記のコマンドを入力して、仮想環境を構築します。
例:仮想環境名はvenv_sample
とします。
PS C:Documents> python -m venv venv_sample
コマンドが正しく動作していれば、下記のとおり選択したディレクトリの直下に仮想環境ディレクトリが作成されています。
例:C:Documents>venv_sample
なお、作成された仮想環境ディレクトリは、次のような構成になっています。
Documents>
venv_sample>
Include>
(空のディレクトリ)
Lib>
site-packages>
(以下略)
Scripts>
(以下略)
③仮想環境に入る
③-1 Scriptsディレクトリに移動
ターミナルで下記のコマンドを入力して、Scriptsディレクトリに移動します。
PS C:Documents> cd ./venv_sample/Scripts
コマンドが正しく動作していれば、ターミナルが下記の表示になります。
PS C:Documents\venv_sample\Scripts>
③-2 仮想環境を有効化
ターミナルで下記のコマンドを入力して、仮想環境を有効化します。
PS C:Documents\venv_sample\Scripts> .Activate.ps1
仮想環境が有効化されれば、ターミナルが下記の表示になります。
(venv_sample) PS C:Documents\venv_sample\Scripts>
④仮想環境から抜ける
ターミナルで下記のコマンドを入力して、仮想環境から抜けます。
(venv_sample) PS C:Documents\venv_sample\Scripts> deactivate
仮想環境から抜けられれば、ターミナルが下記の表示になります。
PS C:Documents\venv_sample\Scripts>
⑤仮想環境を削除
仮想環境を削除するには、作成した仮想環境ディレクトリC:Documents>venv_sample
を削除します。
まとめ
この記事では、Pythonの仮想環境の構築の仕方を簡潔にまとめました。
素人のメモですので、誤りや不足の点があるかもしれませんがご容赦ください。