数学的宇宙論
0_序文
今日我々人類は、太陽系が天の川銀河の端の方に位置していることを知っている。 天の川銀河の周りには数多くの球状星団が存在し、更にアンドロメダ銀河は天の川銀河 銀河とは、別なより大きな銀河であること、銀河が宇宙の普遍的構成要素であることも
知っている。この事実は素晴らしい人類の進歩であると思う。
アインシュタインが書いた一般相対性理論は、太陽系の惑星の運行の記述ではニュートン力学では説明ができなかった水星の近日点の移動という現象を説明したが、太陽系外の 宇宙に関する認識を解き明かそうとするのが「数学的宇宙論」を書く私の意図である。