はじめに
個人的な理由からメインで使用するPCをwindowsからarchlinuxに移行中。
Yamahaのsteinburg UR22Cを接続した際、ALSA UCM errorが発生しました。
入出力へ大きな問題はありませんでしたが、気持ち悪かったので対処しました。
調べても日本語の記事がなかったので念の為qiitaに記事を投稿しておきます。
原因と対策
原因
UR22Cのfirmwareのバージョンが1.2.14〜3.0だとUCMエラーが発生します。
この間のバージョンではUR22CのHWChannelが2となっているようです。
一方、alsa-ucm-confはUR22C用のHWChannelsが2-->4へ変更されています。
この不一致がエラーの原因のようです。
対策
windowsもしくはmacを使用して、UR22C側のファームウェアのバージョンを上げます。
2025-04-30現在、3.2.0が最新でした。
TOOLS for UR-C
であれば、UR22CとPCを接続してソフトウェアを起動するだけで、ファームウェアのバージョンの確認を行い、ユーザーへバージョンアップを提案してくれるのでお手軽かなと思います。
おわりに
steinbergのフォーラムなどでは、archlinuxで本体は使えるけどdspMixFxが使えない、のような投稿が多く、UCM errorに関する投稿は見かけませんでした。
周辺機器のファームウェアのチェックを怠っていた私の落ち度でした。反省です。
参考
- alsa-project/alsa-ucm-conf コミット
2f0c858
https://github.com/alsa-project/alsa-ucm-conf/commit/2f0c858ed799b53864f9e0da53d125419fce8ee9 - TOOLS for UR-C ダウンロードサイト
https://japan.steinberg.net/jp/support/downloads/ur-c.html