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HTTPで立ち上げたWebSocketサーバに、HTTPSで接続するためのWeb Proxyの立ち上げ

Last updated at Posted at 2021-03-14

以前、以下の記事で、ESP32内にWebSocketサーバを立ち上げました。
 MMDダンスをM5Core2のディスプレイに表示する

しかしながら、ESP32内に立ち上げられるWebSocketサーバはHTTP接続のため、HTTPSで立ち上げたWebページのJavascriptからは「Mixed Content」となって接続できませんでした。

そこで、HTTP接続のWebSocketをHTTPSで接続できるようにするReverse Proxyサーバを立ち上げる手順を示しておきます。

こちらのページの設定を借用いたしました。

#Nginxのインストール

Reverse Proxyサーバは、Nginxで実現します。インストールされていな場合は、インストールしておきます。以下は、Ubuntuの場合です。
後者は、PC再起動時にも自動起動するためのものです。

# apt-get install nginx
# systemctl enable nginx.service

SSL証明書を取得します。Let’s Encryptを使うのが手っ取り早いでしょう。
(オレオレ証明書でも大丈夫な気がしますが、試していません)
いろんなサイトで紹介されているので、ここでは説明を省きます。

取得したSSL証明書のファイルは3つあるかと思います。

・SSL証明書(ファイル名例:cert.pem)
・SSL中間証明書(ファイル名例:chain.pem)
・秘密鍵(ファイル名例:privkey.pem)

SSL証明書とSSL中間証明書を結合します。例えば、ファイル名「cert_chain.pem」とします。

-----BEGIN CERTIFICATE-----
SSL証明書
-----END CERTIFICATE-----
-----BEGIN CERTIFICATE-----
SSL中間証明書
-----END CERTIFICATE-----

次に、/etc/nginx/cert/ に、cert_chain.pemとprivkey.pemを配置します。
そして、 /etc/nginx/site-enabled/default の最後に以下を追加します。

# websocket proxy
server {

    # general server parameters
    listen                      50081;
    server_name                 【SSL証明書作成時に入力したドメイン名】;

    # SSL configuration
    ssl                         on;
    ssl_certificate             /etc/nginx/cert/cert_chain.pem;
    ssl_certificate_key         /etc/nginx/cert/privkey.pem;
    ssl_session_cache           builtin:1000  shared:SSL:10m;
    ssl_protocols               TLSv1 TLSv1.1 TLSv1.2;
    ssl_ciphers                 HIGH:!aNULL:!eNULL:!EXPORT:!CAMELLIA:!DES:!MD5:!PSK:!RC4;
    ssl_prefer_server_ciphers   on;

    location /m5core2/ {

      # websocket upgrade tunnel configuration
      proxy_pass                    http://【転送先のIPアドレス】:81/;
      proxy_http_version            1.1;
      proxy_set_header Upgrade      $http_upgrade;
      proxy_set_header Connection   "Upgrade";
    }
}

nginxを再起動します。

# /etc/init.d/nginx restart

これで、Web Proxyサーバが立ち上がり、listenで指定したポート番号(50081)で待ちうけ、proxy_passで指定したURL(http://【転送先のIPアドレス】:81】)に転送されるようになります。

location を /m5core2 としていますので、WebSocketサーバの接続先は以下のようになります。
 wss://【NginxサーバのIPアドレス】:50081/m5core2
複数の転送先やポートを指定したい場合は、locationの名前を変えて複数指定してください。

#参考

 SSL証明書を取得しよう

以上

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