CasaOSは、ファイルサーバやDockerの管理がブラウザベースで行えるソフトで自分専用のNASに仕立てることができます。
また、OSではなくアプリケーションであるため、いつも使っているUbuntuやDebianのOSを使いつつ、GUIで管理できるのはいいですね。
CasaOS
今回は以下を実施します。
・サーバPCにUbuntu 20.04をセットアップ
・UbuntuにCasaOSをインストール
・CasaOS上でPortainerをインストール
サーバPCにUbuntu 20.04をセットアップ
UbuntuをサーバPCかVMにインストールします。
CasaOSはUbuntu Server 20.04でテストされているようです。
インストール手順は有志によってたくさん紹介されているので割愛します。
インストール後、以下の初期設定が済んでいない方は実施しておきます。
> sudo apt-get update
> sudo apt-get upgrade
> sudo apt install language-pack-ja-base language-pack-ja
> sudo dpkg-reconfigure tzdata
> sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
UbuntuにCasaOSをインストール
以降は、リモートPCからSSHで接続して作業します。
ターミナルから以下を実行します。
> curl -fsSL https://get.casaos.io | sudo bash
(参考)
インストールが完了すると、URLが示されるので、リモートPCからブラウザで開きます。
最初に、初期ユーザ名とパスワードの設定を促されます。
以下が、トップページです。
CasaOSがポート80番で立ち上がっており、後で立ち上げるNginx Proxy Managerのポートとかち合うため、別のポート番号に変更します。
左上に3つのアイコンがありますが、左から2番目をクリックします。
その中にあるWebUI Portを例えば5000に変更します。
これで、ブラウザからポート番号5000でCasaOSが開くようになります。
Portainerのインストール
もちろん、CasaOS単体でもDockerベースのアプリをインストールできますが、もう少し詳細なDocker情報を参照できるようにするため、Portainerをインストールします。
トップページから、App Storeをクリックします。
アプリケーションの候補がたくさん表示されます。
その中で、Portainerを選択します。
あとは、Installボタンを押すだけです。
インストールが完了し、CasaOSのトップページにPortainerのアイコンが追加されています。
さっそく、クリックしてみます。
(インストールしたばかりは、バックグラウンドで起動処理が行われており、Portainerのページが反応するまで少し時間がかかる場合があります)
最初に、初期ユーザ「admin」のパスワードの設定を促されます。
下のチェックは外します。
Portainerのトップページが表示されました。
Environmentsのlocalを選択してみます。
Stackが1つ登録されているようです。
そうです、今まさにインストールしたPortainerがあるのがわかります。
選択すると、詳細なDocker情報が表示されます。
同じ情報は、Portainerアイコンの右上の・・・を選択して、Settingsを選択すると、少し簡素化していますが、こちらでもDocker情報を確認できます。
参考
CasaOSで自分NASを構築する
Nginx Proxy Managerを使ってワイルドカードSSL証明書を作成する
ThingsBoardをDockerでインストール
以上