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ChatGPTやBardなどを一つの拡張機能の中で使用するためのツールを使ってみた感想(ChatHub)

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はじめに

Bardが日本でも使用できるようになり、ChatGPTやBingといったさまざまなAIチャットツールが出揃ってきました。私は主にChatGPTを使用していますが、稀に間違った回答をすることもあり、BingやBardも使用しています。(もちろんGoogle検索も行った上で、情報を吟味して、最終的には私の判断でその情報を使用しています)

しかし、テキストをそれぞれのチャットに送信することが手間でした。調べた結果、ChatHubという拡張機能を見つけ、使用し始めたので、導入方法や使ってみた結果などをこの記事で紹介しています。

Google Chromeに拡張機能を追加する方法

以下のURLにアクセスします。

"Chromeに追加"を押します。
スクリーンショット 2023-05-18 15.43.23.png
"データの読み取りと変更"に関して同意できる方のみ、追加を選択してください。
スクリーンショット 2023-05-18 15.44.22.png
ChatHubの拡張機能が追加されます。このアイコンをクリックすると、ChatHubのページが表示されます。
スクリーンショット 2023-05-18 15.44.39.png

ChatHubの基本構成

  • サイドバー:各AIの項目が表示されています。この記事ではAll-In-Oneについてを中心に、記事にしています。
  • メイン画面:チャットが表示されています。下側のチャットから質問していく形式になります。
    ※なお私はClaude、iFlytekSparkを使用したことはありません。
    スクリーンショット 2023-05-18 15.45.31.png

AIのエンジンは好みのものを選択して、使用することができます。
スクリーンショット 2023-05-18 15.45.43.png
下側のテキストボックスから質問したい内容を入力し、送信すると、それぞれ回答が返ってきます。
スクリーンショット 2023-05-18 15.47.01.png

1週間、使ってみた結果

デメリット

2つのAIから回答があるため、文章を読み解く能力と時間、そして判断能力が必要

スクリーンショット 2023-05-18 16.23.29.png
画像を見て分かるように、2人から回答をチャットテキストで得られる状態なので、文章を読み解き、その内容を整理して、どのように情報を活用するかを判断する能力が求められます。結果的に、それに要する時間も必要となってきます。

異なる回答だった場合、次の質問や返事をする際、なんと送ったら良いか悩む

image.png
画像を見て分かるように、それぞれ話の内容が異なることが分かると思います。

  • ChatGPT(左側):新型コロナウィルスの感染者の症状の割合についての会話
  • Bing(右側):新型コロナウィルス感染後の後遺症の割合についての会話

会話をする際に、人がどのような話をしたいのかを具体的に入力して、会話を開始すべき、ということが重要ではあるものの、どのように認識するかはAIのエンジンに異なってくるため、結果的に話にズレが生じることがあります。そのため、次にどういう出だしで会話を開始すれば良いか悩み、結果として話がゴチャゴチャになります。

メリット

意見を聞いてみたい場合、複数の回答を得られる

スクリーンショット 2023-05-20 16.12.13.png
「意見を聞いてみたい」という質問の場合に、ChatHubを利用するというのはありだと感じました。明確な答えがない質問をした場合、それぞれ異なる回答になることが多いため、人間側がそれらを利用・応用できるということがメリットかと考えています。

まとめ

もともと「テキストをそれぞれのチャットに送信することが手間だった」「テキストを同時に入力することができ、内容を吟味して、より精度良く活用することができそう」ということが前提でしたが、結果としてそれらが解決できたとは言えませんでした。

しかしそれぞれのAIから意見を聞いてみるという観点では、それぞれエンジンが異なることで、さまざまな回答が得られるため、ChatHubを利用するのは非常に有用だと感じました。

現在の使い方

スクリーンショット 2023-05-23 15.57.01.png
現在、私はこのChatHubをどのように利用しているかというと、基本的にはChatGPTを中心に会話をしており、回答に違和感があったり、解決に至らなかった場合、Bardの回答も確認してみるという使い方をしています。まれにもう片方の回答を読むことで解決できることがあるので、このツールを使わない手はないと考えています。(ただしBard側の会話が成立していないこともあるので、注意が必要です。)

注意事項

  • ChatHubを使用する場合は、GoogleChromeのアドレスバーに、以下のアドレスを入力することでもアクアスできます。
    chrome-extension://iaakpnchhognanibcahlpcplchdfmgma/app.html#/
  • ChatGPTを使用する場合は、あらかじめChatGPTにログインしておく必要があります。
  • Bingの場合、回数制限のためか、会話が続かなくなる可能性があります。

この記事は誰向けの記事か?

  • ChatHubを使用してみたい人
  • 同時に複数のAIに、質問をしてみたい人

環境

  • OS:macOS 13.3.1(22E261)
  • ブラウザ:Google Chrome 112.0.5615.137(Official Build) (arm64)

本記事における注意事項

  • 本記事は、備忘録としてまとめたものになります。
  • 他の方の参考になる可能性も踏まえて、一般公開も行なっております。
  • また記載内容はすべて、正しい内容が記載されているとは限りません。
  • 誤った内容を見つけた場合は、ご指摘をお願いいたします。
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