はじめに
Bardが日本でも使用できるようになり、ChatGPTやBingといったさまざまなAIチャットツールが出揃ってきました。私は主にChatGPTを使用していますが、稀に間違った回答をすることもあり、BingやBardも使用しています。(もちろんGoogle検索も行った上で、情報を吟味して、最終的には私の判断でその情報を使用しています)
しかし、テキストをそれぞれのチャットに送信することが手間でした。調べた結果、ChatHubという拡張機能を見つけ、使用し始めたので、導入方法や使ってみた結果などをこの記事で紹介しています。
Google Chromeに拡張機能を追加する方法
以下のURLにアクセスします。
"Chromeに追加"を押します。
"データの読み取りと変更"に関して同意できる方のみ、追加を選択してください。
ChatHubの拡張機能が追加されます。このアイコンをクリックすると、ChatHubのページが表示されます。
ChatHubの基本構成
- サイドバー:各AIの項目が表示されています。この記事ではAll-In-Oneについてを中心に、記事にしています。
- メイン画面:チャットが表示されています。下側のチャットから質問していく形式になります。
※なお私はClaude、iFlytekSparkを使用したことはありません。
AIのエンジンは好みのものを選択して、使用することができます。
下側のテキストボックスから質問したい内容を入力し、送信すると、それぞれ回答が返ってきます。
1週間、使ってみた結果
デメリット
2つのAIから回答があるため、文章を読み解く能力と時間、そして判断能力が必要
画像を見て分かるように、2人から回答をチャットテキストで得られる状態なので、文章を読み解き、その内容を整理して、どのように情報を活用するかを判断する能力が求められます。結果的に、それに要する時間も必要となってきます。
異なる回答だった場合、次の質問や返事をする際、なんと送ったら良いか悩む
画像を見て分かるように、それぞれ話の内容が異なることが分かると思います。
- ChatGPT(左側):新型コロナウィルスの感染者の症状の割合についての会話
- Bing(右側):新型コロナウィルス感染後の後遺症の割合についての会話
会話をする際に、人がどのような話をしたいのかを具体的に入力して、会話を開始すべき、ということが重要ではあるものの、どのように認識するかはAIのエンジンに異なってくるため、結果的に話にズレが生じることがあります。そのため、次にどういう出だしで会話を開始すれば良いか悩み、結果として話がゴチャゴチャになります。
メリット
意見を聞いてみたい場合、複数の回答を得られる
「意見を聞いてみたい」という質問の場合に、ChatHubを利用するというのはありだと感じました。明確な答えがない質問をした場合、それぞれ異なる回答になることが多いため、人間側がそれらを利用・応用できるということがメリットかと考えています。
まとめ
もともと「テキストをそれぞれのチャットに送信することが手間だった」「テキストを同時に入力することができ、内容を吟味して、より精度良く活用することができそう」ということが前提でしたが、結果としてそれらが解決できたとは言えませんでした。
しかしそれぞれのAIから意見を聞いてみるという観点では、それぞれエンジンが異なることで、さまざまな回答が得られるため、ChatHubを利用するのは非常に有用だと感じました。
現在の使い方
現在、私はこのChatHubをどのように利用しているかというと、基本的にはChatGPTを中心に会話をしており、回答に違和感があったり、解決に至らなかった場合、Bardの回答も確認してみるという使い方をしています。まれにもう片方の回答を読むことで解決できることがあるので、このツールを使わない手はないと考えています。(ただしBard側の会話が成立していないこともあるので、注意が必要です。)
注意事項
- ChatHubを使用する場合は、GoogleChromeのアドレスバーに、以下のアドレスを入力することでもアクアスできます。
chrome-extension://iaakpnchhognanibcahlpcplchdfmgma/app.html#/ - ChatGPTを使用する場合は、あらかじめChatGPTにログインしておく必要があります。
- Bingの場合、回数制限のためか、会話が続かなくなる可能性があります。
この記事は誰向けの記事か?
- ChatHubを使用してみたい人
- 同時に複数のAIに、質問をしてみたい人
環境
- OS:macOS 13.3.1(22E261)
- ブラウザ:Google Chrome 112.0.5615.137(Official Build) (arm64)
本記事における注意事項
- 本記事は、備忘録としてまとめたものになります。
- 他の方の参考になる可能性も踏まえて、一般公開も行なっております。
- また記載内容はすべて、正しい内容が記載されているとは限りません。
- 誤った内容を見つけた場合は、ご指摘をお願いいたします。