やりたいこと
ルーティングを設定し、ホスト名へアクセスした際のページを設定したい。
初期設定では、デフォルトのページが表示されます。
デフォルトでは、ASP.NETのデフォルトページが設定されています。
デフォルトのページは、ユーザーにとっては意味のないページになります。試しに、itemページ(商品一覧ページ)を設定します。
変更するファイルとソースコード
App_Start>RouteConfig.vbのファイルを編集すれば、設定することが可能になります。
ソースコード
Imports System
Imports System.Collections.Generic
Imports System.Linq
Imports System.Web
Imports System.Web.Mvc
Imports System.Web.Routing
Public Module RouteConfig
Public Sub RegisterRoutes(ByVal routes As RouteCollection)
routes.IgnoreRoute("{resource}.axd/{*pathInfo}")
routes.MapRoute(
name:="Default",
url:="{controller}/{action}/{id}",
defaults:=New With {.controller = "Home", .action = "Index", .id = UrlParameter.Optional}
)
End Sub
End Module
変更後(index)
routes.MapRouteにあるdefaultsの設定(コントローラーとアクション)を変えることで対応することができます。以下のコードでは、以下のように設定しています。
- .controller ⇒ item
- .action ⇒ Index
ソースコード
routes.MapRoute(
name:="Default",
url:="{controller}/{action}/{id}",
defaults:=New With {.controller = "item", .action = "Index", .id = UrlParameter.Optional}
)
設定後に、ホスト名にアクセスすると、商品一覧ページをトップに表示することができます。
変更後(create)
商品登録ページを表示したい場合は、以下のように設定します。
- .controller ⇒ item
- .action ⇒ create
ソースコード
routes.MapRoute(
name:="Default",
url:="{controller}/{action}/{id}",
defaults:=New With {.controller = "item", .action = "create", .id = UrlParameter.Optional}
)
設定後に、ホスト名にアクセスすると、商品登録ページをトップに表示することができます。
変更後(details)
商品の詳細を表示したい場合、同じように設定してしまった場合、エラーとなってしまいます。原因は、idを設定していないため、どの商品に対してのルーティングなのかが分からないためです。
routes.MapRoute(
name:="Default",
url:="{controller}/{action}/{id}",
defaults:=New With {.controller = "item", .action = "Details", .id = UrlParameter.Optional}
)
そのため、商品が判別できるように、idを設定することで、表示されます。
ソースコード
routes.MapRoute(
name:="Default",
url:="{controller}/{action}/{id}",
defaults:=New With {.controller = "item", .action = "details", .id = 2},
constraints:=New With {.id = "\d+"}
)
ここでconstraintsを追記しています。このconstraintsを指定しなければ、悪意あるユーザーがブラウザ上からconstraintsで定義されていない値を送信できるようになってしまうためにあります。
注意事項
- この記事では、visual studio 2022を使用しているので、試してみたい方は事前に準備が必要です。
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この記事は誰向けの記事か?
- 試しにASP.NETを始めてみたいと思っている人
環境
- OS:Windows10
- visual studio 2022
- Visual Studio Community Edition
本記事における注意事項
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