著者のギークフジワラさんよりクラウドフローの入門本を献本いただきました。
ずっしり重く、かなり分厚いですがキャプチャが多め・初心者の方🔰向けとなっているので、Power Automateとは…?プログラミングわからない…という方でもあっという間に読めてしまいます。
2025年6月10日発売なので、発売済み!書店やECサイトで購入できます!
※本当は発売前にすぐに書評を書きたかったのですが、時間がなくこちらの本と一緒にオセアニアへ旅をして今に至ります。。。
本の概要
本書は3Partに分かれていて、基本編・リファレンス編・ハンズオン編となっています。
基本編
ローコードとは?という導入から始まり、Power Automateの基本的な説明がされています。めちゃくちゃ優しい~!と思ったのが、自分の環境を準備して練習・試したいときの手順について書かれていること!!もうこれだけで本書を買う価値があります。結構社内でも、「自宅で試したいんですけど…」っていう需要あるんですよね。初心者が気にしがちな課金が無駄に発生しないようなTipsについてもかなり丁寧に書かれていました。推せる。
さらにユーザーコミュニティの世界や「非ITの方の中にも熱狂的なファンがいる」ことについても紹介されています。かなり序盤なのにパワプラコミュニティ沼に引き寄せようとしていてちょっと笑いました(笑)
Power Platformを楽しく勉強して、ファンを増やしていきたいギークさんの思いが伝わってきます。
リファレンス編
クラウドフローを作る上での基本操作や、操作、関数について説明されています。ここでもうれしいポイント!Dataverseが導入されていない会社では避けて通れないSharePointリストへのデータ保存について記載されています。(ギークさんのUdemyでも頻出)リストを作成するときに問題となりがちな「カラム名アルファベットにすべし問題」や取得数の制限問題、その他初心者が陥りがちな小ネタについても書かれているので、飛ばさず要チェックです。
そのほかのパートでも、初心者が混乱しがちなプログラミングの基本:条件や繰り返しについてもばっちり書かれているし、配列における0が最初なのか1が最初問題や、日付のUTC問題もきちんと書いてあります。ずっしりに納得です。
ハンズオン編
リファレンス編で基本操作をマスターした後は、いよいよハンズオン形式で「あるある」なフローを作成していきます。
- 新しいメールが届いたらTeamsに追加する
- SharePointにファイルが作成されたら通知する
- メールの添付をOneDriveに保存する
- Formsの回答をSharePointリストに格納する
- 簡単な承認ワークフローを作る
などなど…社内で使うよな~なミニフローをどんどん作っていくので読むだけでも楽しいです。Power Automate使ったことない人にとってはこんなこともできるのか~の感動の連続のはず!だと思います
感想
推しポイントが満載すぎて1ページずつ書評したいくらいなのですが、やはりタイトルの通り実践的に使いこなすことを念頭に置かれた構成になっているのですぐに身につくと思います。
プログラミング初心者でもわかるように書かれており、初心者が陥りがちな躓きポイントや解決法まで網羅されているのが素敵でした。
技術書でありながら、挫折しがちな読者のモチベーションを小ネタで引き上げるような流れになっているので、めちゃくちゃ推せます。この本、初心者のときに読みたかった!!
というわけでおすすめポイントまとめ
- 初心者に最適:環境構築から使い方まで、迷わず実践できる説明が充実
- 豊富なキャプチャ:視覚的に理解しやすく、手を動かしながら学べる
- 実用的なハンズオン:社内業務で「これ使えそう!」と思うフローが満載
- コミュニティの魅力:ITの枠を超えたPower Automateの楽しさを伝えてくれるw
ぜひぜひ読んでみてください👋