今回は新しい試験「AB-730 AI Business Professional」を受験しました。
ベータ版なのでまだ正式展開前のおためし試験になります。今後、設問や内容が変わる場合があります。現在は英語のみの受験となります。
きっかけ
先日AB-900を受けたのですが、ノリで同時期に出た730(ユーザー向け)や731(推進者向け)も受験しようと試験を勢いで申し込みました…。ちなみに731については事情があり、まだ予約ができていません。GH-900もFundamentals制覇のために受験しなきゃだし…忙しい。
▼前回の記事はこちら
試験の日程的にブログで紹介されていた8割引きのクーポンは適用が間に合わずでした。どうせ8割引きで受験できるなら…次回からは試験が出たら即受験することを誓います。(無料でIgnite現地でも受験できましたが、普通に時間なかった…)
試験の概要
いつもの認定試験一覧のポスターを確認すると、一番下にビジネスというカテゴリ追加されています。新しい位置づけでの試験だということが確認できます。
ベンダーの認定資格といえばテッキーな内容を想像しますが、こちらの試験はビジネスユーザー、非エンジニアの方でも安心して受験することができます。AB-730では生成AIやM365 Copilotをユーザーとして使う上での基礎的な内容が問われます。Fundamentalsレベルの易しい試験です。(Fundamentalsよりなんなら易しいかもしれないです。)
900番台ではないので、出題形式に不安がありましたが、いつものFundamentals形式でした(Yes/Noや択一、複数選択問題等)。
▼学習ガイド
用意されているコースについて
前回(AB-900)はあまり学習ガイドを見ずに爆死したので、今回はちゃんと確認した上で受験をしました。
試験のページを確認すると、「生成AIを使用してビジネス ワークフローを変換する」というコースが用意されており、試験の直前にチラ見。(コースは4時間半となっていますが、斜め読みすれば20分くらいで読めます)
「今回こそ余裕じゃん」
謎の自信。
試験の感想
普段からM365 Copilotを利用している人は、おそらく余裕で合格できると思います(とか言って自分が落ちていたらどうしよう)。試験時間60分間ありますが、30分もかからず1周解き終えることができました。(前回はぎりぎりまで解いて、確認1周まではできずでした。)
AB-900ではコースとの乖離を感じましたが、今回はあまり感じませんでした(大事)。なので、合格を目指している人は舐めプLearn戦法でいけます。ですが、少し踏み込んだ使い方やセキュリティ絡みの問題が出てくるので、実際に使っていないと解けない問題があることも確かです。
試験で感じた危うさ
設問が作られたタイミング
試験の中で機能が問われる問題が多くあります。どれくらいの頻度で設問が見直されるのかわかりませんが、今後、試験が作られた時点の仕様と実際に受験したときの仕様が変わっていそうだなとちょっと危惧しています。M365 Copilotは他のサービスよりも際立って機能アップデートが激しい製品なので余計心配です。
過去の事例でいうと、PL-900の中で、Dataverseにサービス名が変わった後も一生Common Data Serviceと呼ばれていたことがありました(しかも公式の試験対策のビデオでも読み替えてくださいとか言っていた)。MB-920なんて学習ガイドと実際の内容全然違ったし(怒)。
アップデートが頻繁に行われなかった場合、どうなるかというと…「20XX/X/XX時点で学習ガイドが更新されたから…20XX/X/XX時点の頃の機能を振り返るとこうだな…」と無駄な脳みそを使うようになるかもしれません。てかあの時あの機能はどうだったか…とかオタクしかわからんだろ。
頻繁に丁寧にメンテされることを祈りましょう。
さいごに
12,180円の価値のある試験かといわれると正直微妙です。しかし、「生成AIパスポート」や「ITパスポート」、「G試験」のような扱いで、ちゃんとコパ使えているか確認する資格としては有効だと思いました。「AB-730受けなさい!」と言ってくる会社はあるんだろうか…うーん、シンプルに高いし、いろんなAIツールを導入する会社も多いと思うのでない気がする(笑)
オタクな方でしたら、いろんな解釈ができる問題もあるので、楽しめると思います。

