マークダウン記法はシンプルなマークアップ言語です。元々はプレーンテキストで書いた物からHTMLを出力する為に開発されましたが開発者によって多様な拡張が施されるため、各種の方言とサービス独自の拡張が存在します。この記事ではQiitaで使用可能なMarkdown記法について紹介します。
#見出しの書き方
記事は見出しから始まります。なのでまずは見出しの書き方についてです。
# 任意の見出し
## 任意の見出し
#### 任意の見出し
行頭にシャープを付けると見出しになります。#の個数によって見出しの大きさが変わります。
具体的には#が多いほど小さくなり、最大で6つまでつけられます。これは、#の個数がHタグのレベルと対応しているためです。例では上からh1,h2,h4です。
#テキストを装飾する
ノーマルのhoge
強勢された_hoge_
強調された__hoge__
打ち消された~~hoeg~~
上のサンプルが下のようになります。
ノーマルのhoge
強勢された_hoge_
強調された__hoge__
打ち消されたhoeg
_hoge_
と __hoge__
はそれぞれ<em>hoge</em>
と<strong>hoge</strong>
に、 ~~hoge~~
は<s>hoge</s>
に対応します。
#リストの書き方
Disc型
+, -, * のいずれかを行頭に付けるとDisc型のリストになります。Disc型のリストは、順番の無いリストです。
+ あいうえお
+ かきくけこ
+ さしすせそ
- あいうえお
- かきくけこ
- さしすせそ
Decimal型
数字.
を行頭に入れると順番のあるDecimal型のリストになります。
1. あいうえお
2. かきくけこ
3. さしすせそ
- あいうえお
- かきくけこ
- さしすせそ
Definition型
Definition型のリストはHTMLの
- タグを使って作ります。Defenition型のリストとは、
- Windows
- MicrosoftのOS
- Elcapitan
- AppleのOS
- hoge
- huga
- bar
このリストは、「定義する用語(dt要素)」と「その用語に対する説明(dd要素)」によって構成されています。
一般的なブラウザでは、用語部分と説明部分の間に改行が入り、説明部分の左側はインデントされて表示されます。
との事。
<dl>
<dt>Windows</dt>
<dd>MicrosoftのOS</dd>
<dt>Elcapitan</dt>
<dd>AppleのOS</dd>
</dl>
dlタグの中ではMarkdown記法によるテキストの修飾は使用できないので、対応するHTMLタグを使用する必要があります。
Checkbox型
チェックボックスのリストです。Disc型のリストの後ろにスペースを入れて[ ]を入れます。チェックするには[ ]の中にxを記入します。
- [ ] hoge
- [x] huga
- [ ] bar
#引用の書き方
>行頭に>を付けると引用文になります。
>複数行の場合、それぞれの行に>を付けます。
>> 引用文の中で引用されている場合は、>を2つ付けます。
行頭に>を付けると引用文になります。
複数行の場合、それぞれの行に>を付けます。引用文の中で引用されている場合は、>を2つ付けます。1
#リンクの貼り方
タイトル付きのリンクを貼る場合は
[リンクテキスト](URL タイトル)
付けない場合は
[リンクテキスト](URL)
になります。タイトルを付けるとリンクにマウスオーバーした時に、キャプションが表示されます。
#線の書き方
* * *
***********
------------------
- - - -
上の行がそれぞれ下の行になります。
#画像の埋め込み方
タイトル有りの場合は
![代替テキスト](画像のURL "画像タイトル")
タイトル無しの場合は
![代替テキスト](画像のURL)
になります。
代替テキストとは、画像が表示されなかった場合に表示されるテキストの事です。
#テーブル記法
テーブルを書きたい場合は下のように書きます。
|left hoge|center hoge|right hoge|
|:--------|:---------:|---------:|
| hoge1 | hoge1 | hoge1 |
| hoge2 | hoge2 | hoge2 |
| hoge3 | hoge3 | hoge3 |
| hoge4 | hoge4 | hoge4 |
left hoge | center hoge | right hoge |
---|---|---|
hoge1 | hoge1 | hoge1 |
hoge2 | hoge2 | hoge2 |
hoge3 | hoge3 | hoge3 |
hoge4 | hoge4 | hoge4 |
一段目にタイトル、二段目に寄せ方を記述します。
例では縦の線が揃うように書いていますが、そろっていなくても構いません。
#注釈の入れ方
本文中に[^1]
や[^任意の文字列]
と入れることで、脚注へのリンクを貼ることが出来ます。
#Markdownを無効化する
バックスラッシュを()をMarkdownの前につけることで無効化出来ます。
\ # 無効化された見出し