📰 今日の注目記事
元記事:Google、GmailやGoogleフォトのデータを広告に使う例外を追加(itmedia.co.jp)
Googleが10月16日(現地時間)にプライバシーポリシーを更新し、Gmail・Googleドライブ・Googleフォトの中身をもとにした広告は出さない、という従来の約束に例外を加えた、というITmediaの記事です。新旧の文面を比べた海外メディアの報道を受けて、日本語版の更新も確認されています。
例外になるのは、利用者がこれらのデータの利用を、パーソナライズド広告(一人ひとりの関心に合わせた広告)を扱うほかのGoogleサービスに許可した場合です。背景にあるのは、GmailやGoogleフォトの情報を見ながらGeminiや検索の「AIモード」が答える「パーソナルインテリジェンス」という機能です。日本でもGeminiアプリ向けに4月14日から提供されています。初期設定ではオフで、使う人が自分でオンにする方式(オプトイン)です。たとえば最近のホテル予約について検索で質問すると、予約メールの情報が、周辺のおすすめスポットの提案に使われることがある、という説明です。
Googleのヘルプページによれば、広告がGmailの受信トレイやフォトライブラリに直接もとづくことはありません。ただし検索は、接続したアプリから得た要約や抜粋、推測を参照することがあり、同じ情報が広告の表示に使われる場合があります。これらの要約を生成AIの学習に使うことや、一部をレビュアーが確認することも説明されています。人種・宗教・性的指向・健康状態など、機密性の高い話題に基づく広告を出さない方針は変わっていません。
使われたくない場合は、Googleアカウントの「データとプライバシー」から「パーソナライズ設定」→「検索サービスにおけるパーソナライズされたおすすめ表示を管理」と進み、「追加のパーソナルインテリジェンス」の「接続済みのコンテンツアプリ」で「Google Workspace」と「Googleフォト」の接続を解除します。ただしGoogleによると、解除しても、検索サービスの履歴に保存済みのデータは消えず、AIの学習を含む製品改善に引き続き使われる場合があります。
GoogleもAIのせいで今までのマネタイズが成り立たなくなってきていて、個人情報をもっと活用して、より刺さる広告を出したい。そういう本音がはっきり出た規約の改正、というか改悪だと思います。
こういう規約改正で思うのは、リテラシーの高い人は「これやばいな」と気づいてオフにするけど、そうじゃない人は気づかないうちに使われてしまうこと。仕方ない部分もあるんでしょうが、ずるいなと感じます。
適切な広告が出るのはユーザーにもメリットがあるので、一概に有害とは言えないとは思います。それでも勝手に見られているのは気持ち悪いです。Googleだけが使うならまだしも、漏洩したり、本来の用途と違うところに流れたり、何に使われているのか分からないのが怖いというか、気持ち悪い。
今は広告だけだとしても、もしAIによる行動の分析まで始まって、リテラシーの低い人にだけ、飛びついてもあまりメリットのないサービス(リバースモーゲージとかねぇ)を紹介する、なんてことになったら本当に嫌です。情報が弱い人に質の悪いものを売りつける世界は勘弁してほしいですね。


