📰 今日のZenn記事
チームで人間によるコードレビューをやめ、代わりに実装前に「コンセプト」(何のために何を作るかを書いた文書)を確認する仕組みを半年運用した、その振り返りの記事です。数字で見ると、PRが出てからマージされるまでの時間は短くなり、チームが5人から4人に減っても週あたりのマージ数は落ちませんでした。人のapproveが付くPRは97%から1割未満になり、事故(hotfixやrevert)も増えていません。一方でうまくいかなかったのは、コンセプトの確認です。コンセプトの約6割はAIの事前調査で、実装開始まで中央値2分で通り抜けてしまい、人が立ち止まる場所になっていませんでした。レビューの84%はほぼ「LGTM」だけ(問題なしの返事)で、差し戻しも0件でした。著者はこれを、フローのどこにも「本人しか持っていない情報」を求める場面がなかったためと分析します。そこで次は、AIが下書きしたうえで決まらなかった点だけを人に聞き、その答えをそのまま「本人の判断」として記録し、確認もその部分だけに絞る方針に変えるそうです。AIがエラーを起点に自動でループして直すフローも、同じ考え方で扱います。
AIの実装が速すぎて、人間が中身を一行ずつ追いかけるのはもう手が追いつかない。だからコードを見るのをやめて、根っこの目標やコンセプトをしっかり管理する方向に切り替わってきたんだろうなと思います。
僕が前に別の記事で見たのも同じ流れで、細かく作っては設計を見直して、どんどん実装させる。そのときコンセプトを大事にして、実装したものをAIがどう解釈したかをAIに報告させる、というやり方でした。この記事で言うと、レビューをする側が開発会社のエンジニアから、発注する側に移っていったということなのかなと。
このまま進むと、そもそも開発会社に頼むこと自体がなくなって、発注元がAIに直接頼んで終わり、みたいな世界になりそうな予感もします。今はバグの修正やコードレビューに人間が噛まないといけない部分があるからこうなっているけど、今のペースでAIが賢くなって、その感覚まで吸収し終わったら、プログラム開発会社の存在意義がなくなる日が近いのかもしれません。


