解剖：Kubernetes

🫣TL;DR

対象：

• Kubernetes をなんとなく使っていた人
• 用語は聞き覚えがあるけどそれぞれの関係がよく分からない人

目的：
構成要素の関係性、全体像のイメージをつかむ。
（※ 細かい機能や仕組みの理解はこの記事では目指しません）

🧱構造

Kubernetes は以下の構成になっている。

Management Plane
└── *Cluster(s)
    ├── Controle Plane
    │   ├── kube-apiserver
    │   ├── etcd
    │   ├── kube-scheduler
    │   ├── kube-controller-manager
    │   │   ├── node controller
    │   │   ├── replication controller
    │   │   ├── endpoint controller
    │   │   └── service account & token controller
    │   └── cloud-controller-manager
    └── Data Plane
        └── Node(s)
            ├── kubelet
            ├── container runtime
            ├── *kube-proxy
            └── *Pod(s)
                ├── networking (IP address)
                ├── (volume)
                └── container(s) (containerized app) (※1, ※2)

※ * がついているものは 0 or 1 つ存在
※ (s) がついているものは複数存在しうる
※ Control Plane に含まれる 4 要素それぞれが master node であり、
　 それに対して Data Plane の Node を Worker node ということもある
※1 コンテナで実行中のアプリ = workload
※2 基本的には 1 Pod - 1 container だが、proxy や SSL 終端、ローカルキャッシュなど
　  サブ用途のコンテナを併用するとき、それらを sidecar という

また、上図やその他の Kubernetes を構成するリソースは 5 種類に分類されます。

Kubernetes
├── Workloads resource
│   ├── Pod
│   ├── ReplicaSet
│   ├── Deployment
│   ├── DaemonSet
│   ├── StatefulSet
│   ├── Job
│   └── CronJob
├── Discovery & LB resource
│   ├── Service
│   │   ├── Cluster IP
│   │   │   └── (External IP)
│   │   ├── Node Port
│   │   ├── Load Balancer
│   │   ├── ExternalName
│   │   └── Headless
│   └── Ingress
├── Config & Storage resource
├── Cluster resource
└── Metadata resource

まとめ

一度、全体像を見た後に公式の図を見るともう少し理解しやすくなるんじゃないかと思います。
（そうなることを期待します）

🔗参考