re:inventの一番大きなKeynoteが実施され、今回の目玉とも言える「Amazon Q」が発表されました!
開発者の体験だけでなく、ビジネスパーソンの悩みやAWSネイティブでない方にも多大なベネフィットがありそうなので、ざっくり概要まとめます!
Amazon Qとは
以下が公式に発表された紹介文です。(こちらから引用)
Amazon Q は、企業の情報リポジトリ、コード、エンタープライズ システムにあるデータと専門知識を使用して、差し迫った質問に対する関連性の高い回答を迅速に取得し、問題を解決し、コンテンツを生成し、アクションを実行するのに役立ちます。Amazon Q とチャットすると、タスクを合理化し、意思決定を迅速化し、職場での創造性とイノベーションを促進するのに役立つ関連情報とアドバイスが即座に提供されます。
、、、この文章だけを読むと、「とりあえずなんでもできそう」ですよね。
では、具体的にどんなことができるのか、カテゴリごとに分けて見てみましょう。
For Developer
まずは私たち開発者のベネフィットを見ていきます!
大きく以下のとおりです。
- コンソール上にチャット欄が追加
- エラーのトラブルシューティングをボタン1つで
- IDEに組み込むことで、コード提案を迅速に受けられる
詳細はこちらの記事からご覧いただけますが、特に私が注目しているのが「コンソール上でのトラブルシューティング」です!
コンソールでリソースを構築している際エラーが発生するのはよくありますが、このエラーに新しく登場する「Troubleshoot with Amazon Q」のボタンをクリックするだけで、トラブルシュート方法の提案を受けることができます!
Your business
続いて、ビジネスに役立つ機能を紹介します。
Amazon Qは、ビジネス上の課題に対し、社内のビジネスデータ等から最適な解を対話形式で提案することができます!
社内のビジネスデータは、40を超える外部サービスと接続することでAmazon Qの探索を可能にします。SlackやMicrosoft 365も含まれるので、幅広いユースケースに対応できそうです!
また、情報漏洩など危険性が高いと判断された質問に対しては、Amazon Qは回答を返しません。この辺りのセキュリティ対策もしっかりと行われています!
詳細はこちらからご覧ください。
Amazon QuickSight
Amazon QuickSightとの統合も発表されました!
こちらでは、データセットに対して自然言語で得たい情報を指示することで、グラフの生成やデータの抽出を行うことができます。
クエリの知識がなくても、サクッと的確なグラフを作成できますね!
詳細はこちらからご覧ください。
Amazon Q in Connect
Amazon ConnectとAmazon Qの統合も発表されました!
これを使用することで、お客様からの質問に対し、Amazon Qがデータソースから回答や推奨するアクションを提案することができます。
プロンプトを使用してチャットボットの回答や自動音声回答を生成できるので、コーディングなしでヘルプデスクの自動化ができそうです!
詳細はこちらからご覧ください。
最後に
以上、新発表されたAmazon Qをご紹介しました!
セッション中では触れられなかったAmazon Chatbotとの統合などもあり、今後の展開がますます期待できますね!