コンソール・アプリケーション
Delphi では、プロジェクトの新規作成で「コンソール アプリケーション」を選ぶとコンソール・アプリケーションが製作できます。
ソースコードは↓になり、コンソール・アプリケーションとして生成すると、{$APPTYPE CONSOLE}
というコンパイラ指令が入ります。
program ConsoleSample;
{$APPTYPE CONSOLE}
{$R *.res}
uses
System.SysUtils;
begin
Writeln('Hello, Console!');
Readln;
end.
これを動かすとコンソールで動作するアプリになります。
動かした時、コンソール(黒い画面)出したくない時、ありますよね!!
コンソールを出さない
プロジェクトオプションの「コンソール アプリケーションを生成」のチェックを外します。
こうすると、実行してもコンソールが表示されなくなります。
Delphi の通常のアプリケーション(FMX, VCL)は、このチェックがデフォルトで False です。
つまり、このチェックを外すと GUI アプリとしてビルドされます。
そして、元々コンソール・アプリケーションとして作った場合、ウィンドウを持っていないので begin~end.
の間が実行されて、そのまま終了するアプリができあがります。
ちなみに、{$APPTYPE CONSOLE} があっても、無視されます。
まとめ
極々稀にコンソールもウィンドウも持たないアプリが作りたくなる事があるので紹介してみました。