HD-LES4K HDMI端子用ダミーアダプター ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ 検証してみた

Picture CODE では、Mac, iPhone, iPad を Active Directory で一元管理するというソリューションを提供しています。
そのために Mac mini に macOS Server を搭載して構成するのですが、まぁサーバーなので、通常運用時にはディスプレイを接続しないでヘッドレス運用にしますよね?

しかし、単純にディスプレイを外すだけだと、Macというのは大変に賢くて、「ディスプレイが接続されていないなら、GPU止めて電気使わないようにしちゃおう!」ってことで、GPUを停止してしまいます。PCでも最近はその手のものが増えていますね。

GPUが止まり、ディスプレイが接続されないとなると、リモート接続の時に、「遅い、画面狭い!」ということになります。
そこで、あたかもディスプレイが接続されているかのように見せかける「ダミー・アダプタ」とか、「ダミー・プラグ」「ディスプレイ・エミュレーター」と言われているものを使用すると、リモートデスクトップで、「広い!速い!」と、幸せになれます。

が!実は今まで「ダミー・アダプタ」というものは、日本国内では正規販売されていなく、Amazonなどで並行輸入品を買うか、自作するかというものでした。

自分自身で使うならまだしも、お客様に納品する構成などでは、それでは少々問題がありますので、お願いしたら、日本で正規流通に乗せてもらえる製品を出してもらえました。

HD-LES4K HDMI端子用ダミーアダプター ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ

というものです

ということで、検証してみました。比較製品は、イスラエルCompuLab社の Fit-4K(Amazon 購入並行輸入品)です。
スクリーンショット 2018-03-21 0.00.26.png
手前の金色が「ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ」、奥の黒いのが「CompuLab fit-4K(並行輸入品)」

検証環境

Mac mini(Late 2014)
macOS High Sierra 10.13.2
Apple Remote Desktop 3.9

物理干渉

Mac miniはHDMI周辺の余裕があまりなく、特にThunderboltポートとの干渉が発生する場合があります。
添付の写真の通り、Fit-4Kの場合はApple Thunderbolt - ギガビットEthernetアダプタをHDMI側のポートに挿すと結構干渉していますが、何とか両者は共存可能です。ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータも僅かに干渉しますが、状況はかなり良くなっています。

Fit-4K
スクリーンショット 2018-03-21 0.10.30.png

ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ
スクリーンショット 2018-03-21 0.11.04.png

Fit-4K は横に明らかに干渉していますがなんとか共存(でもケーブルが斜めになっている、ちょっと不安なぐらい)
ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ も微妙に干渉しているけど、全く大丈夫

スクリーンショット 2018-03-21 0.13.35.png
両者を比較すると、Fit-4Kはデザインの関係で幅が少し広くなっているのがわかります。特に端子側が広いので干渉への影響が大きいのが判ります。


解像度、リフレッシュレート

アダプタ無し

ディスプレイ名:不明なディスプレイ
1280 x 1024
1024 x 768
両解像度ともに Hz 設定は無し
ディスプレイプロファイルは sRGB IEC61966-2.1

この解像度だけしか選べないと、今時ではかなり狭いです。すぐにウィンドウが一杯になってしまいます。
スクリーンショット 2018-03-21 0.15.33.png


CompuLab Fit-4K

ディスプレイ名:fitHeadless4k
3840 x 2160 15 Hz
1600 x 900 53 Hz
1366 x 768 216 Hz ?この表示でした
1080p 53 Hz     (1920x1080 プログレッシブ)
1080i 60 Hz      (1920x1080 インターレース)
720p 60 Hz      (1280×720 プログレッシブ)
ディスプレイプロファイルは fitHeadless4k

3840x2160は「4K UHDTV」という規格です。画面比率は16:9 しかし1秒間に15枚しか画面更新ができません。
スクリーンショット 2018-03-21 0.19.14.png


ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ

ディスプレイ名:28E850
3840 x 2160 24 Hz, 25Hz, 30Hz
1600 x 900 60 Hz
1080p 24 Hz, 50Hz, 60Hz, 120Hz  (1920x1080 プログレッシブ)
1080i 50 Hz, 60 Hz          (1920x1080 インターレース)
720p 50 Hz, 60 Hz          (1280×720 プログレッシブ)
ディスプレイプロファイルは HD 709-A,SD 170M-A

同じく「4K UHDTV」対応、30Hz まで設定可能です。

スクリーンショット 2018-03-21 0.23.13.png

しかしFit-4Kの1366 x 768 で 216Hz って何でしょうか?

リフレッシュレートは ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ の方が高く設定できるので、画面表示がスムーズになります。VDI環境でCADなどを使うならメリット高いですね。

ベンチマークテスト

アダプタ無しとランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ接続で速度が変わるかGFXBench GLで計測してみました。
やはりランサーリンク4Kディスプレイエミュレータを接続していると速度が1.6倍程向上します。

アダプタ無し

スクリーンショット 2018-03-21 0.27.25.png

ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ

スクリーンショット 2018-03-21 0.28.27.png


その他気がついたこと

アダプタ無しの場合には、画面のキャプチャを撮るときにホスト側で撮影すると描画が行われていないのか、正常にキャプチャできない場合がありますし、リモート側に描画されない場合もありました。

また、数値的には測定できませんが、ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータを接続していると明らかにマウスの追従、ウィンドウの操作がスムーズになります。


ということで、HDMIダミーアダプターを簡単に検証してみました。

しかし、最も大きな特徴は

HD-LES4K ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ は、日本初の正規国内販売製品である!

ということです。
ダイワボウさんにマスター登録されているので、全国のSierさんでも安心して仕入れることができます。VDI環境構築などに便利。
特に、お客様に納品するなら、「国内販売製品」というのは安心感が違います。
しかも、ランサーリンクさんは、ホームページを見ていただければ解るように、
有線、無線も含めての映像信号系デバイスのプロフェッショナル企業なのです。

ということで、ディスプレイアダプターの検証でした。

HD-LES4K ランサーリンク4Kディスプレイエミュレータ
http://lancerlink.shop24.makeshop.jp/shopdetail/000000000181/

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