問題:
ログイン後、セッションが切れたかのように扱われ、ログインしていない状態になることがある。
しかし、session_regenerate_id(true);を削除すると、セッションが切れなくなった。
原因:
session_start();
// ログイン成功時
if (!isset($_SESSION['loggedin'])) {
$_SESSION['loggedin'] = true; // ログインフラグを設定
session_regenerate_id(true); // セッションIDを再生成
}
// ログイン済みの確認
if (isset($_SESSION['loggedin']) && $_SESSION['loggedin'] === true) {
echo "ログイン中です。";
} else {
echo "ログインしていません。ログインページにリダイレクトします。";
}
session_regenerate_id(true)は、新しいセッションIDを生成するための関数であり、trueを指定すると古いセッションデータが削除される。
問題の原因は、ログイン認証時に一度この関数を使用しているにもかかわらず、フロントエンドの処理でも再度使用している点にある。その結果、$_SESSION['loggedin'] = trueが削除され、ログインしていない状態とみなされる。
また、セッション管理はサーバーの設定やセッション保存ハンドラにも依存する。session_regenerate_id(true)を使用した場合、新しいセッションIDが生成されるとともに、通常はセッションデータが保持される。しかし、サーバーの設定や実装によっては、セッションデータが引き継がれないこともある。
さらに、PHP 7.x以降ではセッションデータが新しいセッションIDに引き継がれるよう改善されているが、PHP 7.x未満のバージョンではデータが失われる場合がある。
解決策:
session_start();
// ログイン成功時
if (!isset($_SESSION['loggedin'])) {
$_SESSION['loggedin'] = true; // ログインフラグを設定
// session_regenerate_id(true); ログイン認証を行った直後のみにする
}
// ログイン済みの確認
if (isset($_SESSION['loggedin']) && $_SESSION['loggedin'] === true) {
echo "ログイン中です。";
} else {
echo "ログインしていません。ログインページにリダイレクトします。";
}
session_regenerate_id(true) を呼び出すのはログイン認証を行った直後のみにすること。