IoA?
動物たちのインターネット(Internet of Animals)という本が発売されました
そのタイトルにもあるとおり、IoA とは Internet of Animals です
動物にGPSロガーなどをつける
前回は、少ないデータから動物の行動を予測するという話を書きましたが、今回は動物たちにGPSロガーなどを取り付けて、行動記録を取り、そこからさまざまな研究に活かそうというものです
バイオロギング
GPSロガー以外にも、姿勢(加速度センサー)、水深(圧力センサー)、温度、光量、水中速度(プロペラセンサー)などを記録することを、まとめてバイオロギングというそうです。奄美大島でも海亀にGPSをつけて、どこを回遊しているかなどを研究されている方もいらっしゃいました
ペンギンにつける
それまでペンギンは恒温(体温が変化しない)動物と思われていたのですが、バイオロギングで体温のデータを詳細にとったところ、実は変温動物ということがわかったそうです。ペンギンは、水中での行動中に代謝を下げて体温が低下するということで、変温動物なのではないかということになりました
鯨とペンギンの泳ぐ速さ
この研究の中で、体重90トンのクジラから1キロのペンギンまでほぼ同じ速さで泳いでいるということもわかりました。これは、そうではないかと言われていたことが、裏付けられたようです
まとめ
動物のバイオロギングを行うことにより、今までわかっていなかったことなどがわかり、考えられていたことが違っていたりなど新発見も多く出てきています。IoTと同じで、IoAも大量なデータを取得して、データを解析して、その上で研究に活かすというものです。今後もデータを積み重ねて、新しい動物たちの生態が明らかにされていくのだと思います。本まだ読んでないので、読まなきゃ

