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さくらのレンタルサーバーにFreshRSS (PHP 8.3/SQLite) をインストールしてみた

Last updated at Posted at 2025-11-01

さくらのレンタルサーバーにFreshRSS (PHP 8.3/SQLite) をインストールしてみた

10年以上使ってきたTT-RSSがMySQL非対応になり、PHPバージョンも古くなってきたので入れ替えを検討。PHPで動作する定番のセルフホスト型RSSリーダー「FreshRSS」を、さくらのレンタルサーバーにインストールした手順をまとめました。

今回は、最も手軽に導入できるPHP 8.3SQLiteの組み合わせを選びました。

🚀 動作環境

  • レンタルサーバー: さくらのレンタルサーバー
  • PHPバージョン: 8.3
  • データベース: SQLite
  • インストール方法: SSH接続とunzipコマンド

1. SSHでサーバーにログインし、PHPバージョンを設定

さくらのレンタルサーバーのコントロールパネルからSSHアクセスを有効にし、サーバーにログインします。

1-1. 作業ディレクトリの作成と移動

FreshRSSをインストールするためのディレクトリを作成し、移動します。

# ドメイン直下にインストールする場合
cd /home/ユーザー名/www/

# freshrssというフォルダに入れる場合
mkdir freshrss
cd freshrss

1-2. PHP 8.3の設定

コントロールパネルにログインし、「PHPのバージョン設定」画面で、先ほど作成したFreshRSSのディレクトリ(例:/www/freshrss/)のPHPバージョンをPHP 8.3に設定します。

2. FreshRSSのダウンロードと展開

今回はwgetで最新版を直接ダウンロードし、unzipで展開します。

2-1. ファイルのダウンロード

FreshRSSの最新版ZIPファイルをダウンロードします。

wget https://github.com/FreshRSS/FreshRSS/archive/latest.zip

2-2. ファイルの展開と整理

unzipでファイルを解凍し、中身を現在のディレクトリに移動させます。

# zipファイルを解凍する
unzip latest.zip

展開されたフォルダの中身を、現在のディレクトリに移動する

mv FreshRSS-latest/* .
mv FreshRSS-latest/.htaccess . # .htaccessも忘れずに
rm -r FreshRSS-latest
rm latest.zip

2-3. 書き込み権限の付与

SQLiteデータベースや設定ファイルが保存されるdataフォルダに、Webサーバーから書き込みができるようパーミッションを設定します。

chmod 705 data

3. Webブラウザでインストールウィザードを実行

ここからはブラウザでの作業です。FreshRSSを設置したURLにアクセスします。(例:https://あなたのドメイン名/freshrss/)

  • 言語選択: 「日本語」を選択します。
  • チェック: 必要なPHP拡張機能のチェックを確認し、「次のステップへ」進みます。(PHP 8.3ならほぼ問題なし)
  • データベース設定:
    • 種類で「SQLite」を選択します。
    • パスは既定値のままでOKです。
  • 管理者アカウントの作成:
    • 管理者用のユーザー名とパスワードを設定し、「Submit」でインストール完了です!

4. Cronジョブの設定(20分ごとの自動更新)

FreshRSSが自動的にフィードを読み込みに行くよう、さくらのレンタルサーバーのコントロールパネルでCronを設定します。

  • コントロールパネルの「CRON設定」へ移動します。
  • 設定内容:
    • 設定時刻: 20/* * * * (20分ごと、つまり毎時0分と20分と40分に実行)
    • 設定コマンド:
     /usr/bin/php8.3 /home/ユーザー名/www/freshrss/app/actualize_script.php > /dev/null 2>&1
 (※ユーザー名とfreshrssの部分は、ご自身の環境に合わせて修正してください)

📱 おまけ:Androidアプリの連携と結論

セルフホスト型RSSリーダーの醍醐味として、公式APIを使ったサードパーティ製リーダーとの連携を試しました。
Android向けにはReadropというアプリを試したところ、設定画面からFreshRSSのURLとAPIキーを入力するだけで、無事に連携し、フィードの同期も確認できました。
しかし、FreshRSSのWeb UI自体が非常にレスポンシブで使いやすく、モバイルブラウザからアクセスするだけでも十分快適だったため、結局、今のところはWebアプリ(モバイルブラウザ)で使うことに落ち着きました。

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