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【TortoiseSVN】送るメニューに「Copy URL to clipboard」を追加する

Last updated at Posted at 2024-08-01

概要

TortoiseSVNはファイルパスがURLで管理されていますが、このURLをWindowsのエクスプローラー上から取得する方法を紹介します。

URLの取得はTortoiseSVN標準の右クリックメニューにもあるのですが、こちらはURLエンコードされた形式でコピーされます。

TortoiseSVN標準の右クリックメニュー

TortoiseSVN の右クリックメニューにある「Copy URL to clipboard」を利用した場合
file:///E:/data/Documents/TortoiseSVN/trunk/%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%20%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88.txt

これだと使いづらいので、PowerShellスクリプトを利用して新しく「Copy SVN URL to clipboard」を作成してURLデコードされた形式でコピーします。

本記事で紹介する「Copy URL to clipboard」を利用した場合
file:///E:/data/Documents/TortoiseSVN/trunk/新しいテキスト ドキュメント.txt

実施環境

  • Windows10 64bit
  • TortoiseSVN 1.14.29673

事前準備

TortoiseSVNのCLIが利用できることを確認

コマンドプロンプトでもPowerShellでも良いので、下記のコマンドを実行します。

svn --version

下記のようにバージョン情報が取得できればOK。

TortoiseSVNのCLIが利用できない場合

上記手順でバージョン情報が取得できない場合は先にCLIをインストールする必要があるため、TortoiseSVNをインストールした際に利用したインストーラを利用します。

  • TortoiseSVN-1.14.6.29673-x64-svn-1.14.3.msi
    ※バージョンは各自のものでOK

①TortoiseSVNのCLIインストール

下記の手順でCLIをインストールします。

下記がCLIのパッケージとなるため、他のパッケージはインストールしなくても大丈夫です。

②CLIのパスを通す

[Windows]+[PAUSE BREAK]でシステム画面を開く

環境変数にはユーザー環境変数システム環境変数がありますが、どちらに追加しても大丈夫です。

追加するパスは下記とは限らず、各自でTortoiseSVNをインストールしたパスとなるため注意。

参考値
C:\Program Files\TortoiseSVN\bin

コマンドプロンプトやPowerShell等を開き、確認コマンドを実行。

svn --version

CLIをインストールする以前にコマンドラインツールを開いていた場合、一度クローズしてから起動する必要があります。

事前準備は以上で完了です。

実装手順

手順は大まかに次のとおりです。

1. PowerShellスクリプト(copyUrl2Clipboard.ps1)の作成
2. 作成したPowerShellスクリプトのショートカットを作成
3. 作成したショートカットをSendToディレクトリに配置

順に説明していきます。

1. PowerShellスクリプト(copyUrl2Clipboard.ps1)の作成

下記のコードをコピーしてPowerShellスクリプトを作成します。

copyUrl2Clipboard.ps1
Add-Type -AssemblyName System.Web
$OutputEncoding = [Console]::OutputEncoding

$url = svn info --show-item url $Args[0]
[System.Web.HttpUtility]::UrlDecode("$url",[Text.Encoding]::GetEncoding("utf-8")) | clip

2. 作成したPowerShellスクリプトのショートカットを作成

作成したショートカットの名称が後の右クリックメニューの名称になります。
本記事では「Copy URL to clipboard」とします。

作成したショートカットのプロパティを開き、リンク先の先頭に下記を追記します。

powershell -ExecutionPolicy RemoteSigned -File {"元のパスをダブルクォーテーションで囲う"}

3. 作成したショートカットをSendToディレクトリに配置

ファイルを指定して実行([Windows]+[R])にて、「shell:sendto」と入力してOKを押下。

SendToディレクトリに作成したショートカットを配置する。

以上で実装は完了です。

使い方

エクスプローラを再起動すると右クリックの送るメニューに「Copy URL to clipboard」が表示されます。

TortoiseSVNのチェックアウトしたファイルに対してこのメニューを押下すると、PowerShellのターミナル画面が開き、クローズされるとURLがコピーされます。

コピーには数秒かかり、ターミナルを非表示で実行するように制御するといつコピーされたかわからなくなるため、あえて表示するようにしています。

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