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EC2上に構築したWebアプリからユーザにメールを送信したいので調査した

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参考にした記事:

AWS再入門ブログリレー Amazon SES編 | Developers.IO [AWS]EC2のメール送信ベストプラクティスをまとめてみた AWSからのメール送信 【Amazon SES】SESでメール送信する時に知っておきたい事 AmazonSESから携帯キャリアメールに届く確率を上げる

AWSからのEメール送信の選択肢

1. Amazon SESを使う 2. EC2上にMTA(Mail Transfer Agent)を構築する
AWSからのメール送信

システム要件

・ユーザ登録時にユーザにメールを送り、認証させる。 ・パスワード変更時に、パスワード変更用のURLを送る。 ・(ポリシーの変更や、新機能追加などのお知らせもできれば送りたい。) ・送ったメールがちゃんと届く ・迷惑フォルダに分類されない ・構築・運用をできるだけ楽にしたい!

選択肢1:Amazon SES

特徴

EC2からのメール送信は62,000件/月まで無料 BouncesとComplaintsの率によってはSESが停止されてしまう 携帯キャリアドレスへの送信が多いシステムには向かない。

料金

EC2からのメール送信は62,000件/月まで無料。 それ以上は1,000件/月ごとに0.10$

Bouncesとは

配信を試みて何らかの問題が発生し、送信者に差し戻されたメールのこと Amazon SESでは「基本的にバウンス率は5%以下に維持してください。」と記載されている。 “苦情については、デフォルトで取得できません。Amazon SNSで通知できるようにモニタリングする事が求められます” 【Amazon SES】SESでメール送信する時に知っておきたい事

Complaintsとは

Eメールの受信者がメールに対してスパム報告をしたときに記録される Amazon SESでは「基本的に苦情率は0.1%未満に維持してください。」と記載されている。

SESを使ったメール送信の手段

AWSマネジメントコンソールでぽちぽちする Amazon SES APIをSDKで叩く SMTPインターフェイスを使う

SESから携帯キャリアアドレスへの送信

“携帯キャリアアドレスへの送信が多いシステムの場合、Amazon SESはあまり向いていません。これはドメイン拒否等でバウンスした場合は宛先メールアドレスがSuppression Listに登録され、登録されてからは14日間は自動でバウンスメール扱いとなるからです。このSuppression Listはアカウントを超えて共有され、削除は手動で行う必要があります。” [AWS]EC2のメール送信ベストプラクティスをまとめてみた

“現状日本国内の携帯キャリアの制限を十分考慮した配信アルゴリズムにはなっていない。”
AWSからのメール送信 25ページ

SPFの設定をしたらメール到達率がほぼ100%になったという事例もあり。
“実際、これを設定する前は、auとdocomoのおよそ60%のメールが到達していなかったようなのですが、設定したところほぼ100%到達するようになったようです”
AmazonSESから携帯キャリアメールに届く確率を上げる

選択肢2: EC2上にMTA(Mail Transfer Agent)を構築する

メリット

・携帯キャリア向けの送信ルールなど、柔軟な制御が可能 ・MTAの既存のノウハウを活かした構築・運用が可能

デメリット

・構築/運用/障害対策/スケーリングは自分で行わなければならない ・email送信のための制限解除やDNS逆引きなど各種申請が必要になる。

注意点

・デフォルトではEC2からアウトバウンドのTCP25番ポートは制限されている →申請して解除してもらう必要がある。Route53に制限解除と逆引きDNSの登録を申請する。

まとめ

Amazon SESを使った場合、ちゃんと携帯キャリアのメールアドレスにも届くかや、Complaints率が不確実。一方、EC2上にMTA構築は、構築コストと運用コスト高そう。どのくらいのコストなのかに関しては、私の知識レベルにもよるので、やってみないとわからない。みなさんはどうしてるんだろう?
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