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M1 MacでPHP開発環境をDockerで構築する

Last updated at Posted at 2021-04-26

M1チップ搭載のMacを使ってPHP開発環境をDockerで構築してみたいと思います。

やりたいこと
・ CentOS7のイメージからコンテナ作成
・ Apache + PHPのWeb環境
・ Macのローカルフォルダと、Dockerコンテナのフォルダ共有
・ SSL通信ができること(httpsでアクセスできる)

Docker インストール

まずは「Docker Desktop for Mac」をインストールします。

こちらのページの「Mac with Apple Chip」からダウンロードできます。
https://docs.docker.com/docker-for-mac/install/

Rosetta 2も必要になるので、手順を参考にしてインストールしてください。

MacとDockerの共有フォルダ作成

Macのターミナルを起動して、Dockerコンテナと共有するフォルダを作ります。ACCOUNT_NAMEはご自身のMacアカウントと置き換えてください。

# Mac
mkdir /Users/ACCOUNT_NAME/webroot

Docker コンテナ作成

CeontOS 7のイメージからコンテナを作成します。ACCOUNT_NAMEはご自身のMacアカウントと置き換えてください。

# Mac
docker run --privileged -it -p 80:80 -p 443:443 -v "/Users/ACCOUNT_NAME/webroot:/var/www/html" --name webserver centos:centos7 /sbin/init

起動の途中で下のエラーが出ますが、起動には影響ないので無視します。

[ TIME ] Timed out waiting for device dev-ttyAMA0.device.
[DEPEND] Dependency failed for Serial Getty on ttyAMA0.

CentOS 時刻設定

「Docker Desktop for Mac」からコンテナのCLIボタンを押して、CentOSのコンソールを立ち上げます。
スクリーンショット 2021-04-26 9.40.29.png

時刻を設定します。

# CentOS
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

Apache インストール

Apacheをインストールします。

# CentOS
yum install -y httpd

Apacheを起動します。

# CentOS
systemctl start httpd

Macのブラウザからアクセスして、Apacheの画面が表示されればOKです。
http://localhost/

スクリーンショット 2021-04-26 9.44.07.png

PHP インストール

PHPをインストールします。標準では5.4のバージョンがインストールされるので、必要であれば他のバージョンをインストールします。

# CentOS
yum install -y php

インストール後はApacheを再起動します。

# CentOS
systemctl restart httpd

Macで作った共有フォルダにPHPの動作確認用ファイルを作成します。ACCOUNT_NAMEはご自身のMacアカウントと置き換えてください。

# Mac
vi /Users/ACCOUNT_NAME/webroot/info.php

下記の内容を入力して保存します。

<?php
phpinfo();
?>

PHPの動作確認用ファイルにアクセスします。
http://localhost/info.php

PHPの設定が表示されればOKです。

スクリーンショット 2021-04-26 9.45.13.png

SSL設定

httpsでアクセスできるようにcertbotをインストールします。インストールするだけで自己署名証明書が設定されます。

# CentOS
yum install -y epel-release
yum install -y certbot
yum install -y certbot-apache

インストール後はApacheを再起動します。

# CentOS
systemctl restart httpd

MacのSafariからhttpsでアクセスします。Chromeではキーチェーンの設定をしないとページが見れないので、Safariからアクセスします。
https://localhost/

警告が表示されますので「このWebサイトを閲覧」から証明書を許可します。
ページが表示されればOKです。

スクリーンショット 2021-04-26 9.48.38.png

補足

コンテナ起動時にApacheを自動起動する

# CentOS
systemctl enable httpd

Apacheの設定ファイルの場所

# CentOS
vi /etc/httpd/conf/httpd.conf

PHPの設定ファイルの場所

# CentOS
vi /etc/php.ini

最後に

最小限ですがPHPの開発環境を構築できました。あとはDBをインストールなど色々とカスタマイズしていきたいと思います。

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