ミクシィグループ Advent Calendar最終日です。
何も考えずに3連休最後の日なら何か書く時間あるだろうと思って25日を選んだらトリでした。(31日まであると思ってた)
0円からのサロン予約アプリ minimoというサービスの開発チームリーダーをしているozeppiです。
さて、今回は「自分の好きなサービスを成長させられる人」というお題で書こうと思います。
最近「サービスに対して今自分は何をすべきか」ということを考えていた時、minimoの立ち上げから今までも同じように、「自分が何をしたいか」よりも「どうやったらサービスを成長させられるか、今自分は何をすべきか」という視点で考え行動していたことに気がつきました。
今までどういうエンジニアになりたいかや、今後のキャリアといったものに対する答えが自分の中に無かったのですが、これが一つの答えかもしれないなーと思ったため、minimoの今までを振り返りながら、サービスを創り成長させていく上で大事だなと思ったことを書いてみます。
企画フェーズ
何も無い状態から物事を前に進めていく力
サービスを生み出す初期は本当に何もないところから始まります。
minimoの初めはカットモデル募集というキーワードから始まり、美容業界のことを調べ、実際にカットモデルを体験して知り、誰にどんな価値を提供するのかをリーンキャンバスを作ったりしながら考え、サービスのプロトタイプを作り、ユーザインタビューの設計、実施などをしてサービスの形を固めていきました。
企画が始まったのが2013年5月頃で、開発に入ったのは夏頃だったと思います。
このように何も無いところから、何をどういうやり方でやるのかを自分達で見つけ出して物事を前に進めていく力、そんな力が必要だと思いました。
初期
プロダクトをカタチにする力
開発初期のエンジニアに一番大事だなと思うのは、プロダクトをカタチにする力、必要な機能を如何に速く実装できるかだと思っています。
いつ環境が変わるなどして無くなってしまうかもしれない新規事業においては、いかに速く実装して検証、改善を行えるかが重要です。
成長フェーズ
確実に改善していける力
はじめのうちは、サービスに足りない機能や改善点が明確です。
そのため開発する機能についてメンバー間での合意も得やすく、また効果も出やすい。
しかし改善を積み重ねていくと、簡単に思いつく改善はやり尽くし、機能は増え仕様が複雑化していき段々とヒットを打つことが難しくなってきます。
こうした状態から更にサービスを改善していくためには、課題に対して仮説を立て検証していくことのできる力が必要です。
エンジニアは改善に必要なデータを記録したり、DBや各種ツールなどから取得できるなど改善を行いやすい立場にいます。
もちろんこれらのデータを誰でも扱い易いよう管理ツールなどから他の人が見られるような仕組みを作るのも良いですが、エンジニア自身が自律的に動くことで、改善を加速させることができると思います。
開発しない力
開発は問題解決のためのひとつの手段です。
開発するということは、時間もかかるし場合によってはサービスをより複雑にします。
私達はエンジニアなのでつい開発することで問題を解決しそうになることもありますが、本当にそれは開発が必要なのか?その前に開発せずに試すことはできないか?など一歩踏みとどまって考える力もまた、開発の大変さを知っている私達だからこそ持っていたいものです。
さいごに
今までminimoを一緒に創ってきた人達のすごいなと思ったところを思い返しながら書いてみました。
私はサーバサイドエンジニアを軸にしつつもJSでのブラウザ向け開発やiOS、Android開発、プロジェクトのディレクションや開発チームのマネジメントと色々してきました。
こういう行動をしていると、たまに「色々中途半端に手を出しているけどいいのだろうか」と不安に思うこともあります。
しかし最近は、課題だと感じることを人任せにしておけないのは自分の性分なので仕方がないし、こういう関わり方でサービスの成長に寄与していくのもありかもしれないと思うようになりました。
サービスが成長していくにあたって、様々な課題がでてきます。
それはサービス内の課題だけでなく、組織の課題や進め方の課題などもあります。
それらの課題にきちんと向き合い、乗り越えてサービスを成長させられる人になりたいなと思います。
オマケ
minimoは最近かわいいTVCMを放送していました。
まだご覧になっていない方は是非一度ご覧ください。