PROTECT_ERRNO

systemdにはPROTECT_ERRNOというマクロがある。使い方はこんな感じ。

src/shared/util.c

int unlink_noerrno(const char *path) {
        PROTECT_ERRNO;
        int r;

        r = unlink(path);
        if (r < 0)
                return -errno;

        return 0;
}

定義を見てみると、なるほどと思った。

src/shared/util.h

static inline void _reset_errno_(int *saved_errno) {
        errno = *saved_errno;
}       
        
# define PROTECT_ERRNO _cleanup_(_reset_errno_) __attribute__((unused)) int _saved_errno_ = errno

errnoを一旦保存して、関数を抜けるときに cleanup属性 を使って保存したerrnoを元に戻している。

上記の使用例だと、unlink(2)でerrnoが上書きされるのを防いでいるようだ。