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Stereoscopic4D

遅くなってしまいましたが、サイエンスアゴラで発表した内容とほぼ同一のもの(有料アセット等を外したもの)をMITライセンスのもとで公開しました!

デモシーン

Stereoscopic4D/Assets/Stereoscopic4D/Demo/Scenesディレクトリにデモシーンが用意されています。Science AGORA 2016で発表したものを簡略化したシーンとなっています。

Screen Shot 2016-12-25 at 23.45.25.png

デモシーンでは、超立方体の表示と、ゲームパッドなどによる回転をテストすることができます。十字キーやキーボードのA・D・W・Sキーなどで通常の3次元での回転を行うことができ、Fire1ボタン(トリガーなど)を押下したまま回転をすると、W軸も変化する回転を行えます。

超立方体の座標やサイズについては、TesseractゲームオブジェクトのTransform 4Dコンポーネントの各パラメーターで設定可能です。

Oculus・Viveには対応済み(のはず……)のため、それぞれのHMDで見ることで4次元立体視を体験できるようになっています。4次元立体視の度合いは、Stereoscopic4dCameraゲームオブジェクトのSquint factorで調整可能です。値はデフォルトで1に設定されており、値を大きくするほどW軸による視差が強調されます。

基本的な構成

基本的な構成は本アドベントカレンダー7日目に紹介した通りとなっています。一般公開向けに、多少マイナーチェンジが行われています。

マイナーチェンジ内容

  • 4次元オブジェクトのファイル形式を、独自のtxt形式からjson形式に変更した。
    • 独自のパーサーなどは不要になったため削除
  • パラメーター名などを整理した。
  • Assetパッケージとして再利用しやすい形にまとめた。

Asset構成

  • Stereoscopic4D/Assets/Stereoscopic4D/Scripts
    • Camera4D.cs
      • カメラに4次元立体視のOn/Off機能を持たせるためのスクリプト。
    • HyperObject.cs
      • JSONファイルから4次元オブジェクトのメッシュを生成するためのスクリプト。
    • HyperObjectController.cs
      • 4次元描画を行うゲームオブジェクトのためのスクリプト。
    • Transform4D.cs
      • ゲームオブジェクトに4次元座標を持たせるためのスクリプト。
  • Stereoscopic4D/Assets/Stereoscopic4D/Shaders
    • 4次元描画のためのシェーダー

まとめ

今後も何か要望などがあれば随時取り込んでいきます。この年末年始のお休みに4次元世界に触れてみてください!

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