ラズパイ4をメインに扱ってきたが、代わりにミニPCを使ってみてはいかがか.という話が出てきた.
ということで、割と安価で、小型で、高性能なHM90を選定し、Ubuntu20.04を入れてみる.
HM90
選定したPCは以下の通り
- CPU:AMD Ryzen 9 4900H
- メモリ:DDR416GB×2 デュアルチャンネル
- SSD:M.2 2280 512GB PCIe SSD
- 寸法:149.6×149.6×55.5mm
- その他:
- USB3.0×4、USB3.1(Gen2)×2
- 1000Mpbs LAN(RJ45), 2500Mpbs LAN(RJ45)
このスペックで、8万円(2022-11-17現在)ほどで買える.
お得なのではないだろうか.
寸法も申し分ない.が、
ACアダプタが本体と同じくらいにでかい!ということは一つ注意したい点である.
Ubuntu20.04のインストール
それでは、いつもの通りUbuntu20.04.5を入れていく.
ここからISOをインストールし,
ubuntu-20.04.5-desktop-amd64.iso
UNetbootinで、ブータブルUSBを作成する.
UNetbootin
もしくは、Rufus.お好みでどうぞ.
Rufus
あとはUSBをPCに挿して、BIOSの起動順序をUSBからに直し、実行すれば、インストーラが立ち上がる.
トラブル対応
Ubuntuを入れると、大抵の場合トラブルが起こる.
基本的な対応方法は、カーネルとgrubとたまにBIOSの設定である.
1. Wi-Fi、Bluetoothが機能しない
解決策)カーネルを変更しまくる.
こうしたネットワークトラブルの場合、大抵はドライバの問題なので、カーネルのバージョンを変更してみよう.
HM90の場合、カーネルを一番新しいバージョンに変えたらうまくいく.
sudo apt install linux-image-5.15.0-53-generic linux-headers-5.15.0-53-generic linux-modules-extra-5.15.0-53-generic
2. USBが反応しなくなる、時間によって接続が切れる
解決策)grub_cmdlineを修正しよう
sudo gedit /etc/default/grub
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash iommu=soft usbcore.autosuspend=-1"
保存して、update-grubを実行
再起動
sudo update-grub
sudo reboot
…気がついたことがあったら順次追加