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オンプレミスからクラウドへの移行まとめ(SAA-C03)

Last updated at Posted at 2024-08-07

SAA-C03向けまとめ

オンプレミスからクラウドへの移行まとめ

1. 移行サービス

参考:https://aws.amazon.com/jp/cloud-data-migration/

  • 1.1 データの移行

    • ハイブリッドクラウドストレージ
      (ネットワーク帯域幅の制限がない場合に適した選択肢)
      • AWS Direct Connect
      • AWS Storage Gateway
    • オンラインデータ転送
      • AWS DataSync
      • AWS Transfer Family
      • AWS Snowcone
      • Amazon S3 Transfer Acceleration (エッジロケーション経由でより迅速なアップロード)
      • Amazon Data Firehose(リアルタイムデータ送信)
    • オフラインデータ転送
      • AWS Snowcone
      • AWS Snowball
  • 1.2 データベースの移行

    • AWS Database Migration Service (DMS)
  • 1.3 アプリケーションの移行

    • AWS Application Migration Service (MGN)

1.1 データの移行

AWS Direct Connect

基本、1回限りの移行は不適、長期的な利用に最適

インターネットに比べて、高速でセキュア

AWS Storage Gateway

1回限りの移行は不適、長期的な利用に最適

オンプレミスのリソースをクラウドと統合する
オンプレミス環境のストレージが不足している場合

仮想アプライアンスGWまたはハードウェアアプライアンスが必要

S3 ファイルゲートウェイ FSx ファイルゲートウェイ
プロトコル NFS、SMB(Windowsファイルサーバー用) SMB
AWS環境 S3へ保存 FSx for Windows File Serverへアクセス
ユースケース オンプレミスデータ集約型アプリケーションで、S3へ保存したい場合 オンプレミスからクラウド内のFSx for Windows File Serverファイル共有へ低レイテンシーで効率的なアクセスをしたい場合
補足 オンプレミス環境内で動作する単なるVM FSxに存在するファイルデータに対するキャッシュ機能

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ボリュームゲートウェイ テープゲートウェイ
プロトコル iSCSI(ストレージアクセス用) iSCSI、VTL(仮想テープライブラリ)
AWS環境 S3へバックアップし、EBSスナップショットを作成 S3へバックアップ
ユースケース オンプレミスからAmazon EBSに移行する際のギャップを埋める 既存のバックアップワークフローを変更することなくオンプレミスのテープをAWSに移行する
補足 キャッシュ型ボリュームと保管型ボリュームが存在する 暗号化通信

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参考、引用
https://aws.amazon.com/jp/storagegateway/file/s3/
https://docs.aws.amazon.com/filegateway/latest/filefsxw/what-is-file-fsxw.html
https://aws.amazon.com/jp/storagegateway/volume/?nc=sn&loc=2&dn=4
https://aws.amazon.com/jp/storagegateway/vtl/?nc=sn&loc=2&dn=3

AWS DataSync

1回限りの移行に最適、長期的な利用は不適

オンプレミスのストレージをS3,EFS,FSxに移行する
スケジュールを設定し、定期的なデータ転送も可能
データ転送料に応じた従量課金制

オンプレミス環境で使用する場合はDataSyncエージェントをインストールする

オンプレミスストレージとの間での転送 AWS

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AWSストレージサービス間の転送

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AWSクラウドストレージシステムとストレージサービス間の転送

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参考、引用:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/datasync/latest/userguide/how-datasync-transfer-works.html

AWS Transfer Family

Secure File Transfer Protocol(SFTP),File Transfer Protocol over SSL(FTPS),File Transfer Protocol(FTP)など変更できないプロトコルを使用するレガシーアプリケーションを変更せずに、S3、EFSへファイルを移動

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Snowファミリー

1回限りの移行でも、長期的な利用でも

物理デバイスを得て、AWSとの間で大規模なデータを移行する
納期は約1週間

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AWS Snowcone AWS Snowball Edge
ストレージ 8 TB 約50-80TB
vCPU 2 40-104
メモリ 4 GB 80-416 GB
用途 IoTセンサーの統合
スペースと電力に制限があるエッジコンピューティング
AWSへの移行

1.2 データベースの移行

AWS Database Migration Service (DMS)

RDB、データ ウェアハウス、NoSQL データベース、その他の種類のデータストアを移行する

特徴

  • 一度限りの移行も、継続的な変更のレプリケートも可能
    • フルロードのみ
    • フルロードと変更データのキャプチャ(CDC)(トランザクションの整合性を保証)
    • CDCのみ
  • 移行環境(オンプレミス、オンプレミス間は不可)
    • オンプレミスからAWSへの移行
    • AWSとオンプレミスの組み合わせへの移行
  • エンジン
    • 同じエンジン(例 MySQLからMySQL)への移行
    • 異なるエンジン(例 OracleからPostgreSQL)への移行

異なるデータベースエンジンに移行する方法

  • DMS Schema Conversion: ソーススキーマを自動的に評価し、新しいターゲットエンジンに変換
  • AWS Schema Conversion Tool (AWS SCT): ローカルPCにダウンロードして、ソース スキーマを変換
    • 様々なRDSだけでなくデータウェアハウスの変換もサポート
    • Amazon RDS, Amazon Aurora, Amazon Redshiftに使用可能
    • Amazon EC2 インスタンスでデータベースと共に使用可能
    • Amazon S3 バケットでデータとして保存も可能

移行の流れ

AWS DMS = レプリケーション ソフトウェアを実行するサーバー

  1. ソースとターゲット間の接続を作成して、データの抽出元とロード先を AWS DMSに指示
  2. このサーバーで実行するタスクのスケジュールを設定して、データを移行
  3. ターゲットにテーブルとテーブルのプライマリキーが存在しない場合、AWS DMS が自動的に作成
  4. 必要に応じて、ターゲットテーブルを手動で事前に作成することも可能
  5. 必要に応じて、AWS SCTを使用して、ターゲットテーブル、インデックス、ビュー、トリガーなどの一部またはすべてを作成することも可能

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大規模データストアの移行

AWS DMS と AWS Snowball を使用して大規模なデータベース移行を可能にする

テラバイト単位の移行はネットワークの帯域幅制限により時間がかかるが、特定のSnowball EdgeデバイスとS3をDMSと組み合わせことで迅速に移行できる
(SCTを使用してデータをSnowballデバイスに抽出
→S3へ移行
→DMSでS3から任意の場所に移行(CDC互換あり))

参考、引用
https://docs.aws.amazon.com/dms/latest/userguide/Welcome.html
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/enable-large-scale-database-migrations-with-aws-dms-and-aws-snowball/

1.3 アプリケーションの移行

AWS Application Migration Service (MGN)

自動化されたリフトアンドシフト (再ホスト) ソリューション

  • アプリケーションのAWSへの移行を簡素化、迅速化し、コストを削減できる。
  • ソースサーバー (VM、物理サーバー、クラウドサーバー) をAWSに複製するため、パフォーマンスの中断、長い切り替え期間なしにリフトアンドシフト可能
  • 目標復旧時点 (RPO): 数秒未満
  • 目標復旧時間 (RTO) :分単位

参考
https://docs.aws.amazon.com/mgn/latest/ug/what-is-application-migration-service.html

サービス終了

サービス名 概要 終了時期
AWS Snowmobile ペタバイトあるいはエクサバイトのデータを移行 2024年4月
AWS Server Migration Service (AWS SMS) オンプレミスの VMware vSphere または Microsoft Hyper-V/SCVMM 仮想マシンのAWSクラウドへの移行を自動化 2022年3月

2. 移行の追跡、検出

AWS Migration Hub

AWSへのアプリケーション移行の進行状況を1か所で追跡できる
DMS、MGNと統合されている
AWS Application Discovery Agentを使用して検出もできる

AWS Application Discovery Service

オンプレミスのサーバーとデータベースの使用状況と設定データを収集し、AWSへの移行計画を支援する
AWS Migration Hubと統合されている

2つのタイプ

  • エージェントレス検出:
    VMware vCenterを通じてAgentless Collector(OVA file)を展開することで実行できる

    • vCenterに関連付けられているVMとホストを識別
    • サーバーのホスト名、IP アドレス、MAC アドレス、ディスク リソース割り当て、データベース エンジン バージョン、データベース スキーマなどの静的設定データを収集
    • 各 VM とデータベースの使用率データを収集
  • エージェントベースの検出
    各VMおよび物理サーバーにAWS Application Discovery Agentをインストールすることで実行できる(WindowsおよびLinux用)

    • 静的な構成データ、時系列システムパフォーマンス情報、受信および送信ネットワーク接続、実行中のプロセスを収集

参考
https://docs.aws.amazon.com/application-discovery/latest/userguide/what-is-appdiscovery.html

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