CBTのメリット
- 受験日時を選べる
- 午前試験、午後試験を別日に受けられる
- 午後試験を先に受けることもできる
- レポートで試験結果がすぐにわかる
このようにメリットいっぱいなのですが、これまで紙で受けていたものをCBTで受けるのは不安もありました。
CBTの不安
- 問題が公開されていない
- 画面の見やすさや操作
- 問題用紙に書き込みができない
- 集中できるか
などです。これから受ける方の不安を解消できればと思い感想を書きます。なお、出題された問題の内容についての記載は当然禁止されておりますので、CBTという試験方式になったことへの感想です。
不安の解消
非公開の問題と改定
CBTの試験期間終了後も、問題内容が公開されていないことが一番の不安要素ですが、午後試験対策としてはこれまで通り、公開されているぶんの過去問の演習で大丈夫です。
それと、これはCBT導入とは関係なかったようですが、偶然CBTになったタイミングで午後問の改定があったようです。そのせいで改定後の問題内容が公開されていないことも二重の不安要素となっています。
改定内容
必須解答問題(セキュリティ、アルゴリズム)とソフトウェア開発(言語、表計算)の選択問題の配点アップと、テクノロジ、マネジメント・ストラテジ系問題の出題と選択。
テクノロジ、マネジメント・ストラテジ系問題は改訂前は、問2〜問7の6問から4問選択となっていて、6問のうち4問はテクノロジ系、2問はマネジメント・ストラテジ系となっていました。
これが問2〜問5の4問から2問選択に減少し、うち3問がテクノロジ系、1問がマネジメント・ストラテジ系になったようです。
改定後の試験対策
改訂前からテクノロジ系に絞って勉強していましたが、テクノロジ系は「ハードウェアorソフトウェア」、「データベース」、「ネットワーク」、「ソフトウェア設計」の4分野です。テクノロジ系からは3問が出題され、うち2問を選択して回答すればよいわけですから、テクノロジ系の中から3分野に絞って勉強しておけばよいことになります。(改訂前だとテクノロジ系だけ選択して回答しようとすると4分野すべてを勉強する必要があった)なので私は馴染みの薄い「ソフトウェア設計」の過去問は解きませんでした。
つまり、この改定もテクノロジ系に絞って勉強している受験者にとっては嬉しいものになります。~~マネジメント・ストラテジ系は知らん。~~問の選択数が減少したぶん、1問あたりの難易度や密度のアップが不安でした。が、これも対策としては公開されているぶんの過去問の演習で事足ります。むしろ選択数の減少だけ見れば、体感としては試験全体のボリュームが減って余裕ができた気がしました。
操作や画面
あとはコンピュータで操作することへの不安ですね。
午後問は長文なのでスクロールしながら回答することへの不安がある方もいるかもしれません。が、問題用紙と回答欄は常に画面2分割で表示されているので、問題を読みながらすぐに回答欄にチェックできます。また、マーカーで色付けもできるので、問題用紙をスクロールで戻ったときも重要なところを確認しやすいです。
書き込みができないこと
唯一、問題用紙に書き込みができないところがネックになるかもしれません。特に図への書き込みはしたいと思う方は多いでしょう。これにネックを感じる方は事前にPCに向かいながらメモ用紙に書く練習をするのがベターだと思われますが、きちんと過去問を解いている方は図表やフローの描画はお手のものだと思います。また、過去問演習が初めての方は、自分で書くことでより理解が深まり、CBTの練習にもなって一石二鳥です。印刷する必要もなくなりますしね。
会場の環境や雰囲気
あとは今までと違う環境で集中できるか、という点です。他のベンダー試験をテストセンターで受験した際はイヤーマフがあったのでそれを期待したのですが、残念ながら用意はなく、不安になりました。が、よく考えたら紙の試験の際はそんなものないですし、むしろ仕切りがあるテストセンターのほうが周りを気にせずに受験できます。さらに、全員一斉に開始ではなく自分のタイミングで開始ボタンを押して開始できるので、一度PCに向かってしまえば、他の方の退出のタイミングなどで焦ることもないです。(退出した人がいつ開始したのかはわからないから)自分のペースで解き進めることができます。
結論
CBT、オススメです。
実は午後試験を先に受けて午前試験はまだなので合格体験記ではないですが、午後試験の結果はレポートですぐに確認できて合格ラインに達していたので書くことにしました。
これまで午後試験がネックで何度か落ちていたので、午後試験を先に受けられるように予約し、結果が出てから午前の勉強をする(あるいはしない)計画を立てていました。こんなことができるのもCBTならではですよね。